9月議会に向けた議案説明会。

「ちょっと、いまいちな感じ」というお話をいただきまして、現地を見ましたら、なるほど…いまいちな感じであると思います。とは言え、こうした「いまいちな感じ」な場所は、ここのみならず、他にもあるのではないか?…と私は思っていて、「ここだけがきれいになればいいという問題ではない」と常に考えています。こうした箇所について、市ではどんな風にパトロールをし、不具合を見つけ、対応をしているのか。そしてまた、その対応の順番がフェアであるのか?…が気になりますね。限られた予算の範囲内で一年間の業務を行わなければならない。まだ年度が始まって半年が経過をしておらず、市民からの苦情や陳情は届いていたとしても、「言われたところから順繰りに対応する」というわけで、対応しているとあっという間に確保していた予算を消化してしまいそうです。しかし、まちの見た目というか、目配りというのか、行き届き感を感じるって大切なことですよね。多摩市のように人工的に作られた街であればあるほどに、こうした場所が目立つということも痛感しています。

さて、今日は9月議会に先立つ議案説明でした。補正予算の内容なども含めて説明が行われました。特に補正予算について、会計検査院から指摘をされた保育園の増改築工事に関わる是正については、3000万円を超えて過大に補助を支出をしていたことが判明し、実際に保育園を経営する社会福祉法人が返還をしなければならなくなったという…これはとても大きなことだと考えています。副市長が「東京都と国にも認められた支出だった」という説明をしていたように、確かに都や国にも事務手続きとしては関わっているのかもしれませんが、しかし、「だから、いいんだ。。。」とはならないでしょうし、もともと申請する段階での金額の算定に誤りがあったので、そこを都や国で見破るには難しいのかもしれませんし、内部の事務処理問題にかかわるところなので、議会からは一体なぜそうなったのかは見えてきませんが、しかし、「東京都と国もOKを出していたのですが」というのは理由にならないでしょうね。社会福祉法人さんに多大なるご迷惑をおかけしたのではないか?との声が出されましたが、その通りです。

今日は議案説明の後、「保育料無償化=幼児教育無償化」についての説明がありました。この件については、市の公式ホームページに掲載されています。気になるのは、無償化にはなる一方で、保護者の手元での負担が増えるわけではないけれど…しかし、「給食費」については実費請求されていくということ。いったいその額がいくらになるのか?についてはまだ示されていませんが、来週あたりに、部長が説明に来るようなことを聞いています。保育園の園長会との協議を積み重ねていると聞いていますが、どのように決着していくのでしょうね。前提には「手元での負担は増えない」ということになっているわけですから、その金額をどう設定していくのか、気になるところです。

さ、9月議会に向けてもいよいよ本格始動ということです。決算審査に向けたヒアリングや勉強もしていかなければならないのですが、それより前に一般質問の準備をしないと・・・。何と今回はトップバッターなので、余裕がないですね…気分的に。