6月議会 一般質問4日目

昨日は朝から雨予報でしたね。たっぷりと雨が降り注ぎ、今日はお手入れを手伝っている花壇にもまだまだ雨水がたくさん沁み込んでいました。土が湿っていると雑草抜きがラクチン。

さて、昨日の市議会は一般質問4日目でした。公明党の池田さんから始まり、共産党の安斉さんまでの5名。質問については市議会のホームページからもご確認いただけるとうれしいです。また、各議員が事前に市側に提出している通告書もアップされているので、ご覧いただけるとそれぞれの議員の問題意識なども少しは伝わるかもしれません。

私はいよいよ自分の質問も週明けに迫り、今日もまた環境部のみなさんと意見調整などを行いました。今回は市長答弁とそれに続く再質問までをきちんと事前に伝えておく必要があり、なかなか調整というのか、事前準備に気を遣います。当日はほぼ予め確定している質問と答弁とでやりとりすることになります。今回はその場で質問を変更することのできない不自由さがありますが、その分、今までになく綿密な打ち合わせができているので良し。「声が出せないことがもどかしい」とおっしゃる部長とは筆談やメールでやりとりをしながら、意思疎通ができているので、とにかく月曜日の質問に向けて、この週末であともう少し整えていこうと考えています。

新型コロナウイルスも新規感染者数がまた減少傾向にあるようですが、このまま落ち着く方向になっていくのかどうか…。2回目のワクチンを接種できたという方もいらっしゃいますが、それでも「安心」とはならない状態ですね。昨日も新型コロナウイルスのワクチン接種についての質問がありました。公明党の三階さんも、同じ会派の折戸さんと同じように「高齢者」の方々への配慮はもちろんのこと、街宣車を活用した情報のアナウンスなど提案されていました。選挙の時の「投票の呼びかけ」など行うのと同じように、街宣車くらい出せそうなものなのに…何がネックで街宣車での情報のアナウンスができないのかって、ほぼ全議員、思っているはず。

本日6月5日は「世界環境デー」です!今年のテーマは「生態系の回復」…「生物多様性」ですね。もっと注目されてほしいというか、注目していかなければならない課題だと思っています。

<参考>昨日の池田さんのとりあげてくださった「生理の貧困」のこと…こちらに取材されています。
https://www.asahi.com/articles/ASP5V577GP5MULEI001.html

→会員でなければ全文ご覧いただけないので、こちらにも掲載します。

 

経済的な理由で生理用品を買えない「生理の貧困」。子どもたちが人目を気にせず支援を受けられるようにと、学校のトイレの個室に生理用ナプキンを置く取り組みが始まっている。ある自治体では、女性市議たちが結束して訴え、話題にのぼってからわずか6日という異例の早さで設置が決まった。

 

東京都多摩市では3月から、市立の小中学校26校で女子トイレの個室に置くようになった。

 

きっかけは、女性市議たちの訴えだ。

 

公明党の池田啓子市議(57)は、報道などで女性の「生理の貧困」の問題を知り、議会でも取り上げられないかと考えていた。党内で情報交換をしていると、特に、子どもたちがネグレクト(育児放棄)などで両親から生理用品を買ってもらえなかったり、父子家庭で父親に言えなかったりする状況もあると聞き、気になっていたという。

 

学校の保健室では、生理用ナプキンを配ってはいたが、急に生理になったときや持参を忘れたときに限られていた。

 

「保健室に子どもたちが『すみません、ください』と言いに行くのは何か違うなと思っていた」

 

3月11日の議会で、別の女性議員が総括質疑で「生理の貧困」に触れ、他の女性市議との雑談でも話題になった。「関心は高い。すぐ動かなければ」

 

「5分ください」 市長に直訴

 

多摩市の市議26人のうち、9人は女性。要望書を作ろうと呼びかけると、全員が集まった。LINEでやりとりしながら、数日で仕上げた緊急要望書には、生活に困窮する人に食料とともに生理用品を配布することや、学校や公共施設に無償で置くことなどを盛りこんだ。

 

「5分でいいから時間をください」。阿部裕行市長に頼み込み、3月16日、市長室で市長と清水哲也教育長に面会した。9人の女性市議全員が顔をそろえ、緊急要望書の内容の実現を訴えた。

 

その日のうちに教育委員会では話し合いが行われ、学校に生理用品を設置するよう伝えた。市が防災用品として備蓄していた生理用ナプキン1664枚が活用されることに。翌日の議会開催前に、市長が議場で「『生理の貧困』に今後対応していく」と表明。議場では拍手がわき起こったという。

 

「こんなスピーディーに、良い意味でのトップダウンで対策が進むなんて驚いた」と池田市議。「生理用品が、トイレットペーパーのように当たり前にトイレにあるようになれば」

 

養護教諭との関わりが深い子もいるため、引きつづき保健室での手渡しも続ける。教育委員会の山本勝敏教育部参事は「性に関わることで、非常にデリケート。誰にも言わなくて大丈夫、と安心感を持ってもらえるよう、中でもトイレの個室という鍵をかけられるパーソナルスペースに置くという選択肢も設けた」と話す。

 

ある中学校では、以前は保健室で生理用ナプキンを渡した際は、生理が終わったら家から新しいものを持ってくるよう生徒に伝えていた。期限や罰則はないが、様々な事情で家からの持参が難しい生徒もいて、養護教諭からは「今後もこの取り組みを続けてほしい」と声があがっているという。

 

品川区では女性職員がプロジェクト

他の自治体でも取り組みが広がる。

 

東京都品川区では4月から、区立の小中学校46校で、原則小学4年生以上が使うトイレの個室に生理用ナプキンの設置を始めた。3月の区議会で、区として「生理の貧困」にどのように対応していくのか質問があったことを踏まえ、決めたという。

 

女性職員だけでプロジェクトを立ちあげ、教育委員会などとも連携しながら、受け取りやすい方法を検討した。従来通り保健室での配布のほか、保健室に出入りする姿を見られたくない子どもにも配慮し、女子トイレの個室に置く流れになったという。学校には2万3296枚を配布した。

 

プロジェクトをとりまとめている品川区福祉部高齢者地域支援課の菅野令子課長は「子どもは、大人以上に声をあげづらいと思う。これをきっかけに、何か困ったことがあったら気軽に先生に相談できるようになれば」と話す。

 

活用しているのは防災備蓄品の一部。これまで使用推奨期限とされる5年が過ぎたものは廃棄していたが、今後は一部を困っている区民に配るなどして有効活用していくという。

 

昨日は…「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」が制定されました。「減プラスチック社会を実現するNGOネットワーク」からの共同声明もぜひご一読ください!