6月定例会閉会。消防団への激励。

定例会は無事に閉会。可決した条例が稟議で回ってきて、「あー、なるほど。」と。議長を仰せつかってから1か月半あまり、議会事務局の日常、業務について日々学ぶこと、あるいは議会運営に関わるルールなども確認することなどが私のタスク。議会事務局の職員は議会に所属している職員でありながらも、しかし多摩市役所(行政)職員であって、役所の人事異動のひとつの部署になっているのが現実。市長部局から独立して行動することが求められるとは言え、時に、行政と議会の間の板挟みになって…悶えているというか…そんな感じもちょっぴり受けたり。仕方のないことですが、議会事務局の職員として仕事することのやりにくさや、難しさではなく、「やりがい」とか「楽しさ」が持てるような環境にしていきたいものです。

【議長公務】

さて、昨日に引き続き、多摩市消防団のポンプ操法の自主訓練への激励に行ってまいりました。池田けい子総務常任委員長と一緒に足を運べ、その場で議員どうしで、現場を見た感想など共有できてよかった。もし議長にならなければ、こうした場に来ることもなかったなと思うと、ここで感じた、この場で見てわかったこと、聞いたことをそのままにするのではなく、「より良く」するための工夫や改善、課題解決につなげていかねばならないと思うものです。

一般人から見れば、消防署と消防団との違いも分からず、区別もできないと思います。消防団の詰所は消防署の出張所だと思っている市民も多いことでしょう。「赤い車」=消防署…ですよね。事実…もそうですが、子どもの頃によく遊んでいた行動範囲内には「消防団」の詰所がありましたが、小さい消防署だと思っていました。事実、今日も激励に行く前にちょっとだけ参加した会合でも「消防団って?消防署とは違うの?」という質問がありました。

議長にならなければとか言う前に、もしかすると議員にならなければ、「消防団」の存在はもちろん、その活動すら知ることもなかったかもしれません。議員になり、消防団で活躍されていた萩原しげはる前議長の存在、あるいは同じ会派の増田たくみ議員からも常日頃から地元地域と消防団との関係性等を教えていただいているので、随分身近にはなったものの、それでも私の住んでいる大規模マンションの住民はきっと地域の防災訓練に参加して下さっている消防署員さんと消防団員のみなさんと見分けはついていないかも。

多摩市消防団facebookページもありますが、第10分団にはホームページもあり、個人的には「団員募集」のページに書かれていることを繰り返し読んでしまいました。先入観などを一切排除して、どんな活動をしているかなどをつぶさに見てみれば、やはり地域になくてはならない存在と思います。ライフスタイルなど含めて時代環境とともに「なり手不足」は課題ですが。増田議員が「もっと消防団に人を増やさないと。そのために行政がちゃんとしないといけない。」とおっしゃる意味もしみじみ感じた次第です。

激励会のスタートは多摩東公園の駐車場。「『先生』と呼んでもOK!」な消防団員がいる第1分団。大学時代に家庭教師をやっていた教え子クンなので。彼以外から「先生」と言われると、背筋がゾワッとしておりますが、かわいかったランドセル時代を思い出しつつ、たくましくなって、消防団で活躍する姿を見ることができるのも議員になったから。

続いて、多摩市清掃工場へ。こちらでは4つの分団がそれぞれ練習をしていました。写真は、私の住んでいる諏訪2丁目をエリアとしている消防団第3分団。やっぱり不思議と贔屓目で見てしまう。

 

訓練には消防署の方もいらっしゃり、時に指導などされているよう。第3分団の訓練を見学しながら、一つひとつ解説をしていただきました。今までとは異なり、来月のポンプ操法大会で訓練成果を見ることがとても楽しみになっています。

 

多摩市公式ホームページの消防団関連情報はかなり多くのことが詰め込まれていて、若干ごっちゃり感…これは来月4日からのホームページリニューアルで改善されるかどうか?個人的には多々掲載されている情報の中から、自分の地域の消防団を探すためにもこちらの情報がおすすめです。

真っ暗な中で、写メがうまくいかずに残念ですが、消防団長さん。高野消防団長さんはこの道31年だと…と言っても、もちろん別に生業はあり。経験、知識、統率力…そして何より家族の理解!でしょうね。31年間の消防団員生活をサポートするというか理解する家族あってこそ活動が継続されているんだろうと思いました。
やっぱり消防団は「究極のボランティア」。その認識を新たにできたことが2日間で最も大きいことだったかな。

 

明日から都議会議員選挙の告示。そういえば、昨日に引き続き、こいそ明都議も遅い時間までご一緒させていただきました。明日からの選挙戦、この地域からは現職2名を含む、5名の立候補が予定されています。やや傍観者のようになっておりますが、都政がどうあるべきか…「地方政治」のかたちを守ってくれるような代表を選びたいものです。