食品ロスとリメイク料理。

20161019

パルテノン大通り、多摩センター大橋は今でこそ、多摩市所有で多摩市が管理しているものですが・・・こうして「建設大臣」の名前が刻まれたまま・・・主張していますね・・・当時を物語る記録だなと思っていますが、個人的にはこういうの好きになれません。

さて、「賢い消費者になる」というのは、国を上げても取り組んでいることなのですが、多摩市でも古くから「多摩市消費者団体等連絡会(消団連)」があり、活動を重ねておられます。ベルブ永山は「公民館」と「図書館」のみならず、多摩市の「消費生活センター」があるのですが、実はあまり知られる存在ではありません。地味な取組みで目立ちませんが、困ったときには相談もできる大事な拠点にもなっているので、ぜひ、市民の方には知ってもらいたい場所でもあります。

消費者行政そのものは地道に地道に進めているわけですが、その時々で話題になっていることを取り上げながら、学習会なども実施をしています。今日は、「食品廃棄物・食品ロス」への取組みの学ぶ講座があったので参加してきました。こちら政府広報でもたまたまわかりやすい解説が掲載されていましたが、ほぼこの内容が学べました。多摩市では食品ロスについては数年前からも取り組んでいて、学校給食センターが「冊子作成」をしたり、子どもたちから標語を募集したり・・・特に給食の食べ残しを減らすために市教委も力を入れてきた分野。しかし、まだまだ「食品ロス」という言葉そのもの・・・まだまだ市民権を得ているとは言い難い感じもあります。

賞味期限と消費期限の違いとか・・・わかっていそうでわかっていないとか。おさらいしておきたいですね。最近、耳にすることが多くなった「フードサルベージ」・・・・・・サルベージパーティ・・・・・これ楽しそうですが、かなり調理力が問われそうで私にはハードル高い。消費者庁のレシピでも参考にしてトライしてみるかな。

それから、今日は「ダンボちゃん」の紹介もありましたが、これを活用するととてもいい堆肥ができるとのこと。簡単に取組めるとのことで、娘はやってみたいと言っていたのですが、まだ検討中。「循環型」はとても大事なのですが、生活の中で循環型にしていくって、そう簡単ではないですね。「ひと手間ひと工夫」なのかもしれませんが。

話を戻して、食品ロス、リメイク料理ですが、今日の消費者講座に参加されていたみなさんは元々意識の高い方ばかり。そういう意味では、もう少しすそ野が広がっていくようにできたらなあとも思いました。その分野分野で意識の高い方がコアになりながらリードしていくとか牽引するという役割も果たしていることも確か、そしてまた、じわじわとこうした取組みが広がっていくのかもしれませんが、市民の注目や関心をグッとひきつけて、一気に広げるというのは何においても難しい。そういう意味で「言い続ける」「取り組み続ける」と地味にでもやっていくところに実は行政の役割が見いだせるのね・・・と思います。「もうからなければやらない」という民間とは違う役割ですね、きっと。個人的に言えば、消費者行政にはもう少し光があたっても良さそうな気もしているのですが、まだまだですね。私たち市民はみんな「消費者」なはずですが、どうしても消費者行政、消費者運動に関わっているのは女性が多いというのにも「性別役割分担」の古臭い意識をどことなく感じるのは気のせいでしょうか?

消費者意識を育てることへの教育の大事さとか・・・掘り下げていくと課題が多く見えてきますね。少し、この分野勉強してみよ。