関東市議会議長会総会

今日は年に一度開催される関東市議会議長会の総会でした。会場は桐生市の市民文化会館。1都6県のすべての市と23区の議会から黒塗り車が一斉に集結するというのは、すごく異様な雰囲気でもある…と聞いていたわけですが、約200の自治体議会の議長さんが集まり、とても盛会のうちに終了しました。

何と言っても、会場の桐生市民文化会館がすごい。「UFOが着陸しているようなデザイン」とおっしゃる方もいらしたのですが、デザインも去ることながら、内装なども含め、とてもお金をかけて建築されたに違いないと思われるような豪華な施設。隣接する桐生地域地場産業振興センターもいわゆるバブル期に建築かなと思ったわけですが、とにもかくにも高層建築物が多くない地域なので余計に目立ち、「まちの顔」になっている場所なんだなあとまずは感じたのでした。桐生市民文化会館は20年を迎えて、やっとローンは払い終えたところと議長さんがおっしゃっていましたが、パルテノン多摩と同様に大規模改修するのにもなかなかお金のかかりそうな施設です。

多摩市議会は昨年度は「理事」のお鉢がまわってきておりまして、私も議長に就任してから、右も左もわからないうちに「議長公務」なるものに位置付けられた理事会などに参加してきたのですが、今日の総会で次は稲城市の北浜議長のバトンタッチです。今日は総会前に理事会も開催され、総会の議事次第や進行の確認をしました。その会場が小ホールだったのですが、これまたすごくユニークな設計になっておりまして、ちょっとした個人的にはプチ施設見学としてもちょっと有意義な時間を過ごしました。

そして総会は大ホール。

その名も「シルクホール」と言います。パルテノン多摩よりも座席数は多いようですが、2階席になっているため、いずれの座席からも舞台が見やすい感じです。桐生は織物の街として栄えた歴史があることから「シルクホール」という名前で親しまれているようです。

総会は昨年度の活動報告と決算、そして今年度の活動計画と予算が議題になっていましたが、きっと毎年同じような感じで行われているんだろうなあということで、特に疑義もなく終了しました。最後には役員改選となり、次期、関東市議会議長会の代表は東京地区が受けることになっており、その役回りは調布市議会の田中議長のところへ。

すごく大変だと思われます…。調布市の議会事務局の方も今日の総会の手伝いのために数名いらしていて、来年に備えた事務引継なども行うようですが…こうしたお鉢が回ってくるときには事務局職員の増員も必要でしょうね…。

総会終了後、大ホールの舞台裏にちょっとだけ潜入して写真を撮らせていただいたり…。なかなか立派なホールだなあって感心してしまいましたが、まさに街のシンボル!

スタッフの方にいろいろお話を聴いてみたい気分にもなりましたが、さすがにヒアリングすることは遠慮しました…。

総会終了後は市民会館最上階のレセプションホールで立食の懇親会が行われたのですが、地元からのお店もデパートの物産展のイートインコーナーのようになっていて、何よりもまず私はウチヤマ洋菓子店のシュークリームを味わい深くいただいてきました。「伝統の味」なんだそう。

桐生市議会議長の森山議長さんも若手で40代!そして、同じ東京都からは若林町田市議長、子籠あきるの市議長、そして、私としては島田久仁子新座市議長、基地協議会でもご一緒の鈴木和美船橋市議長と同世代の皆さんともつながることができたご縁に感謝します。森山議長以外のメンバーはこうした場に来ることも初めてなわけですが、他の議長さんたちもみんな同じですね。議長任期が1年しかないところですと、とりあえず出席して終わる…になってしまうでしょう。そして、もちろん私たちも2年任期で、1年目は様子見、2年目終わるころには次へのバトンタッチということで、「議長集団」として「じっくりと地方議会のことを語る」という状況にはなるにはやや難しいと言えるでしょう。それでも、こうした場で各市議会の状況等情報交換できることはありがたいですね。

それにしても、国立市議会は公用車がないという…。大和議長は局長と共に電車で3時間かけて参加をされていたというのには驚きました。日頃はハイヤーやタクシーチケットなども活用することもありそうですが、桐生市までともなるとなかなか出費も嵩むとのことで「節約」とおっしゃっていました。頭が下がります…。そうした情報も、ここに来たからこそ分かること。日常の議長公務などについては「自転車!」あるいは飲食を伴う時には「徒歩!」なんだそうで、多摩市と比べれば国立市は平坦とは言え、これ、なかなか苦労されているなと思いました。

桐生市は「ソースかつ丼」が名物の一つになっているそう。今度、我が家でもやってみよう。