負担増がぶら下がる…国民健康保険。

いよいよ12月定例会を前の議事運営を決める議会運営委員会を開催。市長から提出されるだろう予定議案のボリュームを考え、補正予算の審議は1日確保しておけばいいのではないかとの話になり、もう1日は議会運営委員会、議会だより編集会議、パルテノン多摩大規模改修の特別委員会の予定となりました。ちなみに、パルテノン多摩大規模改修特別委員会はもう1日を確保し、12月定例会中に3回の会議を予定しています。この3回で議論を急ごうではなく、詰めよう…なんだと思っていますが、昨日のブログでも書いた通り、桜美林大学との土地交換が成立しない場合(交換と言っているけれど、手続きとしては「売却」「購入」の契約をそれぞれにするはずなのですが)、定期借地も検討しているとのことですが、いまいち、その内容もあいまいな状態でどこから議論し、縺れているというか、今はまだ見えていない部分をクリアにすべきではないかとも考えています。まあ、それ以前に、図書館再整備問題をどう考えるのか?も問われるわけです。とは言え、図書館再整備問題が実質的に桜美林大学アカデミーヒルズ土地の一部交換の話しから持ち上がっていることから切っても切れないというか…そんな状況になっています。

さて、今日は議会運営委員会終了後に、予算決算特別委員会の理事会が開催され、既に終了した決算特別委員会の振返りを行い、その後、健康福祉常任委員会の「国民健康保険」の学習会に参加。国民健康保険は4月から、運営主体が市町村から都道府県に変更します。大幅な制度改正に伴って、保険料はもちろん値上げの予定です。…すでに状況を鑑みて市民からは「値上げをしない努力をしてほしい」という陳情も提出されています。

医療、福祉、介護…。これから当面というか、高齢社会を支えるための予算が社会全体にも重たく重たくのしかかっていきます。わかっていることですが、改めて資料を示されると、「今後、どうなってしまうのだろう?」と不安になります。保険料を払いたくても払うことができない…そんな状態になっていくのでしょうか?すでに保険料については払いきれない・・・だから未納になってしまうというケースもあります。どんどん悪のスパイラルにはまっていくような…。そんな状態を片方に持ちながら、一方では「心の豊かさ」を語り、図書館本館再整備やパルテノン多摩の大規模改修やあるいやスポーツ施設の改修などもしていかなければならないわけであって、その優先順位がものすごく問われてきます。もちろん子育て支援も。

「もっと教育に、もっと保育に、もっと介護に税金を使いたい!」って掲げたキャッチフレーズを思い出しています。病院に行きたくても行けないとか、必要な介護も受けずに我慢するとか…正直、今は「子どもが親に仕送り」できるほど子育て世帯そのものの生活にも余裕はありません…もちろん、余裕のある世帯もあると思いますが、そんな世帯は一握りかと。必死で暮らしている…って私は思います。そんな中で、子どもたちの笑顔が希望だなってつくづく感じる今日この頃です。