説明するだけではたぶん理解されない。

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「市教委では特に計画をつくることは考えていません。」みたいな姿勢から一転し、ドタバタ(という印象しかない)策定された「特別支援教育推進計画」。新年度明けてから、スタートする計画ということもあり、その内容に関する教員向け研修会が実施されています。とりあえず、特別支援教育推進計画は教員全員に行きわたり、配布されているようですが、渡しただけだと表紙をめくることもできない先生もおられるでしょうね。別に批判するわけではなく、私たち議員のもとにもあれこれと計画書などが配布されるわけですが、正直、全部全部、一文字も落とすことなく読む・・・というのはかなり大変で、「後から読もう」とついつい机に積んでしまう場合も少なくありません。ですので、「研修会」と称して、多摩市が策定した計画を説明していくというのは・・・まあ必要なことって思いますし、こうした「説明会」が実施されるというのは、決して悪いこととは思いません。市教委の方針などを直接伝達していくという意味はあると考えます。

 

ただ、とかく先生たちは忙しい、追われているという実態もあり、その先生たちから時間を捻出してもらう・・・ここなかなか大変というか、相当大変で困難というのもまた現実の厳しさ・・・って思い知りましたね。なぜなら、午後から参加した鶴牧中学校での説明会。諏訪中や諏訪小の先生方も参加していたようですが、15時から始まって、終了が15時45分キッカリ・・・。残念ながら、「質疑の時間はなし」。

教委の方にお尋ねしたところ、「先生たちの休憩時間が15時45分からになっている」とのことでした。ルールどおりに忠実・・・そこを否定するわけにはいきませんし、「なるほど」・・・と苦笑いするしかありませんが何だか一方的に先生たちを集め、一方的に説明して終わり・・・にならざるをえない研修と言うか説明会になっていて少し残念。市教委の担当者は一生懸命ハキハキと説明していて、それにあれこれ注文を付けようとは思いませんが・・・。

でも、やっぱり「えっ、これだけ?」みたいな。

「忙しい先生たちを集めて、市教委は何をしているの?」という批判にならなければいいけど・・・。あっ、もし、私が教員だったら、「わざわざ参加したのに」って思うに違いないって思いました。もちろん、先にも書いたように表紙をめくっていない場合への対応で、内容をかいつまんで説明する時間を持つことは必要。でも、説明だけで終わらせることってどうなんだろうなあ?と。もちろん、「お時間の関係ですみません。のちほど書面にて、学校を通じて回答いたします」って記名式のアンケート用紙が配布されていましたが、でも、それだけで終わらせて済ませてしまうという・・・・研修とかって、そうやって終わらせてしまっていいのかなあって。そして、この内容だけで理解ができるのかなあ・・・とか。

「のちほど、また詳細にお目通しください」って説明されていたけれど・・・。

わざわざ「研修」って言わなくていいですよね。たぶん・・・・「教員向け説明会」とした方がこの集まりの開催趣旨にも、内容にもぴったりと思いました。まあ、どんな内容にするかについても「こうすべし」と決める人がいるのでしょうから、それに従って行われているのかもしれません。でも、これが「教員研修」と銘打ってやる内容かどうかについても改めて吟味したほうが先生たちにとっても親切かもしれないと思ってみたり。

 

「研修会」

 

にしたほうが参加率が上がるのかもしれませんが・・・。

 

市内の桜もぼちぼち開花しています。つぼみが何となくふっくらして、何となくピンク色が広がっている・・・みたいな枝を見るのも私は好きです♪