自衛消防操法大会。多摩市役所チームが第1位!

「平成30年度自衛消防操法大会」が開催されました。主催は多摩災害防止協会、多摩消防署です。私は議長になって、こうした取組みが行われていることを知りました。昨年に引き続き、2度目の参加です。今回も32事業所37隊(チーム)が参加をしました。

来賓席から見ていると、スタートのところが何だかよくわからず、よく見えないので…厚かましくも、今回は一連の流れが分かるようにと「操作開始」のスタート地点の所からも見学をさせていただきました。

一番最初の所では、「緊急地震速報があり、机の下に隠れる」という行動があったのですね。最初からヘルメットを着用しているため、ヘルメットをしたまま机の下に身を隠しているという姿が私のツボにはまってしまいました。よく考えると、何だか不自然だなと思って、その絵が面白かったのです。

それはさておき、身を隠し、しばらくしたところで、火災報知機の音が鳴る。「これは大変!」と現場を確認…火事の発生を認識し、避難の呼びかけをするとともに、初期消火活動を行う=消火器・・・同時に119番通報をする。残念ながら、消火器では火が消えなかったので、屋内消火栓によって消火を試みる…何とか消火ができた…となります。

聞くところによると、この一連の流れ、作業には「基準時間」が設けられていて、それをオーバーすると減点になるようです。ですので、最低限、求められる時間内で作業をこなしていかねばなりません。要するに、消防車が到着するまでの間に行うべき活動ですね。その動きは無駄なく行われることが要求されるわけで、機敏な行動「型」が要求され、あるいは現場で避難を呼びかける誘導者の役回りになった人には「大きな声」も求められ、当然ながらチームワークは欠くことができず、1チーム3名の、息があっているかどうかも重視されているようです。

そのため、各事業所選抜のメンバーで編成された自衛消防隊はかなりの訓練を重ね、この大会に臨むようですね。もちろん、より素早くということでタイムも重要、そしてまた演技?というのか動きのキレなども求められ、採点者である消防署のみなさんによる評価を経て、順位が決まるというわけです。ただ単にタイムが速いと言うだけではダメみたい。

そして、なんと!男子隊・混成隊(男女混合)、1号消火栓部門にて、多摩市役所代表で出場した自衛消防隊が見事第1位に!

すばらしいですね!この大会に臨むまで12回の練習を重ねたと言います。写真だと分かりづらいと思いますが、第2位の多摩ニュータウン環境組合自衛消防隊とは何と1点差!採点は複数の採点者で行われていますが、最初は同点だったようですが、何と言っても、多摩市役所チームのタイムは13秒!(多摩ニュータウン環境組合チームは15秒)だったので、1点最後プラスされての第1位になりました!順位が発表されたとき、思わずうれしくて「さすが!」と声をあげてしまいました。

いずれの事業所においても・・・出場するチームは「顔」ですし、事業所の看板を背負っているわけですので、プレッシャーかかると思います。しかも「多摩市役所」という看板はすごく重たいと思います。「市役所、何、あれ?」と言われないようにしなきゃという、公務員ならではのプレッシャーというか。見事な成績を上げてくださった多摩市役所チームの職員の皆さん、ありがとうございます!そして、指導して下さったのは東京消防庁から多摩市の防災安全課に出向でいらしている職員さん。指導の賜物だと思います!

とにかくそれぞれの事業所の皆さんが、この日のために熱心に練習をしてきたことだけは確か。京王ショッピングセンターの場合は駐車場などで早朝練習をしていたと伺い、島田療育センターでは選手の皆さんの勤務時間がそれぞれ違っているため、そこを合わせて練習時間を見出していたとも伺いました。また、京王ショッピングセンターさんの場合は警備会社の方、消防署OBの方の指導もいただいたとの話でした。みなさん、職場全体の理解も含め、それぞれの努力をされながら、この大会に臨んでられることを私も改めて感じた次第です。こうした大会を通じ、各事業所で訓練の必要性を確認し、認識を新たにしながら、スキルを向上させていく…そのことが大事だと思います。いずれの事業所にとっても消防車が到着するまでの間の初期消火をしなければならないわけですから。これからもどうぞよろしくお願いします!

さて、注目と言えば!サンリオピューロランドの自衛消防隊。その衣装?に注目。女子チームはピンク色のつなぎだったり、かわいらしいのですが、やっぱりひときわ目を引くかわいらしさ。

なので、写真撮影させてもらいました…。10年前だと、着てみたかったかもしれませんが、今さら…無理だわ。衣装も可愛いのですが、着ている女子のみなさんたちもかわいかった♡

大会に出場された各事業所の皆様、おつかれさまでした!そして、ありがとうございました。