繕わずにやることはできるのか?

明日、3月議会の最終日です。最終日本会議が終わったら、そのまま市長選に雪崩れ込む感じですね。今日、早々と選挙管理委員会から投票券が送付されてきまして、なんだか、早すぎて驚きました。多摩市選挙管理委員会って、投票券の送付がかなり早めです。市長選挙は来月3日から始まり、10日が投票日です。

今のところの選挙情勢の解説にならないグダグダ・・・書いてみたいと思います。

現職である阿部裕行市長が4期目をめざし、市議を途中でおやめになった遠藤千尋さんが選挙準備の活動をされていて、あとは、前回の立候補でかなり話題となり、堤未果さんの著書「デジタル・ファシズム」でも紹介されていたAI市長候補の松田道人さんも名乗りを上げておられます。藤原マサノリ議長は一身上の都合により立候補しないことを決断したそうです。いろいろありますよね。ちなみに阿部市長、松田さんは政党からの推薦を受けないようですが、遠藤さんは東京維新の会からの推薦を得られたと伺っています。首長の選挙に対し、市議会議員はどう向き合うべきなんだろう?…なんてことを考えたりしますし、前回の市長選挙の時には私はどなたも応援してはいませんでしたので、今回はどうしようかなあと考えて、ずっと悩んできたことは事実。ただ、最近思うことは、「事実を歪めないで伝える」ことを大事にできる人かどうかで選ぶ必要があり、その必要性を市民に伝えていきたいという想いになっています。

 

選挙というのは、「それ、ちょっと事実と違ってるのでは」ということだったり、「なんかそれ、誇大広告じゃないの?」もあれば、ほぼ虚偽に近いような内容が宣伝が使われるというのか、市民に対してあらぬことが言われたりもするんですよね。市長選に限らずですが、そうしたことは多々あり、相手候補に対する誹謗中傷を含め、市民に対して語られていることは、私自身まで気持ちまで萎える原因となっています。気分が悪くなるというか、不正確な情報で相手を貶めるようなことをしてはいけないと思います。まあ、私もだいぶいろいろ言われてきましたし、今も言われているんだろうな…と思うこともありますが、自分にとっての真実は一つだけなので、「嘘はつかずにやる」だけと…ここ大事にしながら日々の活動をやっています。

 

ということで、そんな周りのことや他人のことは気にせず、自分のやりたいことがあるなら、そのことに集中してきちんと政策を述べることを優先してほしいと思います。今回の市長選についてはとにかく今後のまちづくり「多摩市の未来を語ってほしい…」と希望してやみません。そして、何よりも、フェアな選挙をしてほしい。心から願っています。まあ、選挙になれば、もちろん、それは自戒を込めてですが、自分自身に不都合なことはなるべく言わない‥‥ではなく、少しも言わないのが常ですが、現職市長のことも挑戦者についても、私自身も多摩市政でご一緒させていただいているわけなので、いろいろ見聞きするたびに考えさせられることが多いです。

 

いずれにせよ、私は示される選択肢の中から、信頼できる市政をつくるための市議会とのコミュニケーションができるかどうかに重きを置きたいと思っています。少なくとも、自分を支持するかしないかによって、もっとわかりやすく言えば、「票を入れてくれるかどうか」によって、対応と態度がコロリと変わるような人間性であっては困ると思っています。人間には相性があると思いますので、多少の点は致し方ないところもあるかなという部分を差し控えても、やっぱり、私はいろいろな意見に真摯に耳を傾けようとしてくれるかどうか…そこで選ぶことが「市民のためになる選択」であると思っています。

 

「市長あっての多摩市」なのかもしれませんが、私は時々、「市議会あっての市長だな」って思うことも多い。予算に反対したり、時に議案に対しても反対の態度を示すと、直ぐに「市長と対立している」という構図で捉えられてしまい、いろんな思いもしてきましたが、自分なりにいろいろ考えると、結局、市長は「議会の多数」を意識しながら、行政の長としてその権限を使っているんだなと振り返ったり、考えることの方が多い。特に阿部市長の場合には「議会の多数はどう考えているのか」を重視しながら、市政運営を安定的にされてきたことは事実です。ですので、独裁的であったり、独断と偏見が先行して、権力でモノを言わすようなことは絶対にしない。また、罵声で人を傷つけるようなこともしない。少なくとも、その点だけは、私、現職市長の名誉のためにも市民の皆さんに訴えたいと思います。

 

多摩市議会は他の自治体の議会よりもかなり民主的な運営がなされていて、所属する議員数の多い大会派が市議会運営を牛耳り、そこに乗っかって、首長がやりたい放題やっているというような市政ではありません。地方議会は首長を独裁者にしないための機能を果たさなければならないと言われています。要するに、首長が独裁者になっているとしたら、私たち議会が機能を果たしきれていない…ということでしかない。それは多摩市政においては全く当てはまりません。市議会が本来的な、より理想に近くその機能を果たそうとしているならば、首長が独裁者にはなれっこないのですよ。それだけは理解してもらいたいですね。そうでなければ、私たち市議会までが否定されているような気分になって仕方ありませんので…。市長の独裁を許している多摩市議会…となれば、議員としても問われることになりますね。一度、自分の在りようも振り返ってみますが。しかし、私の議会での振る舞いは市長の独裁を後押しするようなものにはなっていないはずなのですが。

ホント、思うのですけれど「繕わずにやっていく」って難しいこと。これは選挙に限らずで、やっぱりいろんな場面でも当てはまることかもしれませんが。自分にとって不都合なことは言いたくないのは人の常。美化して語りたいというのもまた…。子育てを通じても考えさせられることの一つですね。

というわけで、いろいろ考えていて、ずっとセブンイレブンで買うのを我慢していた「宮崎名物 じゃりぱん」を買ってしまいましたー。ハマりそうなので、また、しばらくコンビニから距離を置かなきゃと決めます。

グダグダ書いて、明日は定例会最終日。これから準備します。