第2回パルテノン多摩改修問題特別委員会~これは堂々巡り

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(見てもわからないけれど、とりあえず見てるところ。)

 

つくづく・・・思うことですが、「一度決めた方針の変更」は難しいのですね。

 

何やら、議会が騒ぎ始めたぞ・・・「とりあえず、一旦、立ち止まっておくか」・・・という程度で、若干、足踏みをしているようですが、本音と言うか、本心と言うか、「心の中では」・・・「このまま進めるだけ」・・・と思っているかもしれないなあ。とにもかくにも、議員からの質問に、ものすごく、頑張って答弁してくださるのに、全然「答弁になっていない答弁」を繰り返すような部長あるいは課長さんの姿から受け止めざるを得ないことです。

 

今日の会議についても、お時間許せば、ここで私があれこれ書くよりか、インターネット中継をご覧いただく方が早いです。臨場感には書けますが。所要時間は2時間です。2時間きっかり、やや過ぎたかなくらいで終了しましたので。あまりにも時間も短いし、もっと一気に質疑をしたいことがたくさんあるのですが、他のメンバーの方と質疑時間も譲り合うというかシェアしていかねばならないので、個人的には消化不良のまま終えました。

 

前回の委員会で要望した宿題、資料についてもかなり労を割いて作成してくれたのだろう・・・と思っておりますが、合わせて、パルテノン多摩から取り寄せたという構造計算書や図面なども現物が展示されておりました。中を見たとしても、全然、私にはわからないけれど、「手書き!」の資料であって、「昭和」を感じました。これらの資料を読み込むなんてことは私はできませんので、専門家をひっぱってこなければ難しいですね。このあたり、例えばこういうものを読めるような、理解できるような市民の方はたくさん住んでいるはずなので、力を借りるとか、考えることが出来ればよいのですが。

 

私の収穫としては「図書館を公園内に設置することは可能」なはずなのに、前回委員会の際、「図書館設置は多摩中央公園の現在の機能を損ねることになるかもしれない」とする・・・「そんな、適当(出鱈目)なこと言わないでよ!」と思っていたことがクリアになったのは良かったですね。もし、多摩中央公園内に図書館を設置する場合には、建設できる場所には制約があるかもしれない(他の建物との兼ね合い)けれど、「可能である」ことがわかったのは一歩前進だと考えています。
ただ、これは、パルテノン多摩はパルテノン多摩として改修を進め、パルテノン多摩に近い場所に図書館をつくったらどうか?という案であって、パルテノン多摩と図書館の合築案ではありません。あるいは、今回の改修を機に、パルテノン多摩の建物内に図書館をつくる、あるいはパルテノン多摩を一度壊してから、新たに身の丈に合ったホールと図書館をつくるとする案ではありません。

個人的には「パルテノン多摩はパルテノン多摩」で、「図書館は図書館で」とする併設(今の場所ではなくもっと駅に近い公園内)案がいいかなとも思っておりますが、しかし、将来負担のことを考えると「パルテノン多摩の建物活用」がうまくいくのであれば、それも一つの選択肢になると考えます。パルテノン多摩の建物そのものが歴史的建造物であるかどうかは別として・・・・北九州市の戸畑図書館の事例から考えると、工夫をすれば、図書館を入れることは可能では?と思ったりもするのです。また、茨城県議会議事堂を図書館に衣替えした事例もあるそうです。気になるのは事業費ですが。

 

それにしても、ホント・・・「方針に忠実」というか、「絶対に自分たちのやり方を変える」なんてことはできない・・・ちょっとでも、脇を甘くしてはならないと答弁する部長さんや課長さん・・・別の角度から見ると多摩市の行政、職員さんは真面目だし、ちゃんと仕事を進めていることだけはわかります。「ヘマな答弁はできない」ってそんな雰囲気がムンムンと伝わってきて、そのことがむしろ痛々しいですね。でも、今の公共施設も市民サービスも全てこのまま維持することは難しいことがわかっているのは・・・それこそ職員さんであるはず。ある意味、今進めようとしていること、やりきっちゃおうと考えている大規模改修も図書館の建設も・・・「言ってきたこと、やっていること」がチグハグしていること・・・わかっているはずなんだよなあ・・・・。当然ながら、「認めたらダメ」なんですけどね。こういう場合。

しかし、ちゃんと意見交換して、「もっといい選択を探そう」とする姿勢がないのが何とも悲しくお寒い限り。それにしても、委員会で質疑を主に展開していたもう一人は荒谷さんだったのですが、ホント・・・「行政が全然答弁にならない答弁をしている」ことに憤りを抑えながらも、繰り返し繰り返し、ことばを噛み砕きながら、「ちゃんと答弁をしてください」とおっしゃっていて・・・そのやりとりを見ていると、行政と議員のやり取りと言うのは「別の星に住んでいる人どうし」かと思うほどですね。職員さんが途中から宇宙人のように思ってしまいました。

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さ、気持ちを切り替えて多摩青年会議所の賀詞交歓会へ。前理事長は遠藤ちひろさんで、今期は松田大輔さんが理事長です。2代続けての市議会議員理事長!がんばってほしいですね。「主権者教育」に取組んでいきたいとする意欲が披露されました!議会とも連携できるといいですね。

 

次回、パルテノン多摩特別委員会は2月10日の午前10時からです。今日の委員会も「堂々巡り」感が漂っていましたが、次はそこから一歩抜け出たいですね。言葉が通じないというか、言語体系が違うというか・・・「宇宙人同士」の会話を重ねている限りは、発展しないか・・・・・。テレパシーも通じない^^;