私たちとマスクと。

聖蹟桜ヶ丘のオーパ前の広場の花壇もたくさんの花が咲いていて、気持ちを明るくしてくれます。市長選が終わってから、初めての会派のミーティング…何をしなくてはならないか…と言えば、「政務活動費の精算」です。会派ごとに補助金として支給されるのですが、フェアな市政では「個人管理」の原則になっているので、各個人で作成した使途明細などを集めて、それをさらに取りまとめていく‥‥のが会計である私の役割。

「個人管理」なので、領収書などを貼ったりする作業や手間からは解放されるのと、あとはあくまでも「個人に任せる」ということなので、他のメンバーの使い道については「口出しはしない」こととなっております。各個人が良識の範囲内で使っていくわけであって、市民に説明ができる内容であることが重要ですね。

政務活動費については全国各地と言っても、そんなに各地域で…というものではありませんが、まだまだ場合によっては「非常識な使い方」がされていてニュースになり、批判や非難されて当然というケースもありますが、多摩市議会に限って言うと、議会事務局もかなり細かくチェックをしているので、その意味では安心。ただ、使い道については「?」がつく場合もあり、その場合には協議することもあります。政務活動費は補助金…そのことを意識して使う必要がありますが、一方で、議員活動にも守秘義務などもありますし、どこへ行った、何をした…をどこまで細かく管理すべきなのか?は議論が分かれるところ、あるなと思っています。あくまでも「活動の補助」であることを念頭にしておかねばです。

さて、「マスクは強制ではない」と記載されているチラシをいただきまして、「マスク着用で体調不良になることもある」と書かれていました。これ、実は無視してはならないことだと思っています。これから暑くなり、熱中症の危険にもさらされる季節になれば尚更のこと。特に私、子どもたちの学校生活などでも当たり前になっている感染症対策=原則、マスク着用…については、すごく気になっていることです。「酸欠」になるんですよね。体育の授業でもマスクを着けたまま…先生は外してもいいとアナウンスをするようですが、どうやら外せない子どももいるようで、そのことが心配。

ちょうどのタイミングで公共放送でも取り上げられていましたので、参考に…と思います。「マスクを外せる時は来るのか?

それにしても、マスクをすることは本当に感染防止になっているのか?ということも含めて、もう少し情報を収集しながら、科学的な知見も見ていきたいですね。全然、感染予防がうまくいっているようにも思えないような状況にますますそう思えるのかもしれません。いただいたチラシには、

「マスクをしていても人が呼吸をする限り、ウイルスを吸い込んだり、吐いた息がマスクの外に漏れることを防ぐことはできません」

と書いてあり、コロナが空気感染をすることを厚生労働省、WHOにCDCまで正式に認めているので、マスクは無意味で、口と鼻をふさぎ換気を疎外するために逆効果であるとの説明が記載されています。これまで、マスクは感染症対策に有効とし、スーパーコンピューターでの実験結果なども大々的に宣伝されていたりして、とにかくマスクを着用し、感染拡大防止、抑制、ウイルス防御しようとしてきたわけですが、実際のところは本当にどうなのか?…改めて、マスク着用のことは考えていくことが求められるように思っています。

私はもともと…冬や春先はマスクをつけることを好んでいました。寒さが防げますし、風邪の予防、あとは花粉症対策…それから、ちょっと神経質すぎるかもなのですが、電車とかでもマスクしたくなる人だったのですが、こうして、全員マスク当たり前になったからこそ、今までは考えたことのなかった「マスク着用のデメリット」について考える機会が巡ってきたような気がしています。「子どもには悪影響の方が大きいのではないか?」と指摘される方もいて、考えるきっかけを得られたという意味でも。

みんながマスクをするようになり、あたかもマスクが感染予防策になっているかのように宣伝されているのですが、その信憑性…どこまであるのか…やはり、何となく違和感というか、疑義を感じてしまったりするのです…あくまでも個人的な所感であって、専門家でもない私がとやかく評価することもできませんが。ただ、私は所感というのか、直観みたいなことは大事にしたいと思っていて、そういう意味では、今一度、マスク着用のデメリットについても目を向けてみては?…と言われているような気がしています。

「マスクを外して、顔を見せることができない。怖い。」…こんな心理になってしまう人もいるようです。知らず知らずのうちに「マスク」が…。何となく感染症予防だったもの、ウイルス対策だったはずのものが、違った方向…決して良い、望ましいと言えない場所に向いている?

ということも気になっています。先だって、教育長が今年度の教育活動に対するメッセージとしてマスク問題に対する発信をされています。リンクが切れてしまっては困るので、全文をコピペしておきます。

 

■令和4年度の教育活動に向けて/教育長からのメッセージ■

 

平素より、多摩市の教育行政にご理解とご協力いただいておりますこと感謝申し上げます。いよいよ来週から新学期が始まります。それぞれのご家庭で進学・進級のご用意を進めていただいていることと存じます。

新年度を迎えるにあたり、新型コロナウイルス感染症に関連する教育委員会の対応について保護者の皆様、地域の皆様にお伝えさせていただきます。

報道等でもご案内のとおり、東京都内における新型コロナウイルスの感染者数は緩やかに減少してきているものの、新型コロナウイルスのオミクロン株の新しい系統であるBA.2への移行など、感染拡大も懸念されているところです。

このような状況下ではありますが、多摩市教育委員会では児童・生徒の学びを止めないよう、教室換気の徹底や手洗いうがいの励行、児童・生徒の健康確認、マスクの着用など、学校での感染対策を行い安全な教育環境の確保と維持の取り組みを継続してまいります。また、児童・生徒には登下校時など身体的距離が十分確保できる場面など、密集しない場面や運動する際、また高温下などには、マスクを外すことができることも引き続き学校を通じて伝えてまいります。

なお、学校生活の中でのマスク着用につきましては、さまざまな事情により、マスクをしない子、できない子がおりますこともご理解いただきたいと思います。

 多摩市立小中学校では、マスクをすること、しないことで、いじめや差別につながらないように注意指導してまいりますので、保護者の皆様、地域の皆様のご理解、ご協力をお願い申し上げます。

引き続き多摩市の子どもたちが、笑顔で楽しく学べる環境を整えられるよう各学校とともに教育委員会一同取り組んでまいります。

 

令和4年4月1日
多摩市教育長 千葉 正法

ごく当たり前のこと。市長も「正しく恐れる」とおっしゃっていましたが、その通りだと思います。それにしても、「マスク」について、こんなにも考えさせられるなど、思ってもみなかった。こんなポスターもあるのですね。参考になります(「マスクは、症状等ある方が飛沫によって他人に感染させないために有効です。一方で、他人からの飛沫を防ぐ予防効果は相当混み合っていない限り、あまり認められていません。」…って書いてある)経済産業省のホームページに見つけたポスターです。

「赤ちゃんにせっかく会いに行ったのに、マスクを外したら、大泣きされた…」というような本当の話などを聞くと切なくなります…。私たちとマスクと…「咳エチケット」のためのマスクという理解、認識に立ちつつ、マスクの感染予防効果について、もっと正確な情報が私たちにも知らされてほしいと思っているところ。まあ、その前に、税金で大量生産し、在庫処分中の「布マスク」問題の解決をしてから…なのかなとか、ついつい勘ぐってしまいます。とにかく、マスクをする、しないによる区別、差別がないようにしたい。今は、その思いが強いです。そして、アフターコロナなのか、ウィズコロナなのか…どちらでも良いのですけれど、私たちはいつの時代もウイルスとの共存、ウイルスを排除して暮らすことはできない…そこにまたもう一つの原点を見ていくべきだと考えていて、「ウイルスに打ち勝つ」という表現も本当は適切とは思えない。私たちの暮らし…もう一回、見直すところからはじめることが求められるのかもしれませんね。