祝!卒業。

北諏訪小学校の卒業式でした。私にとっては2回目の北諏訪小学校卒業式。こんな人生になるとは思っていなかった・・・これが自分の気持ち。小学生のママを卒業し、ちょうど・・・私も区切りよく・・・今月めでたく介護保険世代になりました!ひと区切りにしたいなと思っています。大規模改修が半分終了した北諏訪小学校の校舎はツートンカラーでこれまた思い出深い景色になりそう。

さて、市議会は今日で全ての常任委員会が終了しています。子ども教育常任委員会は昨日終了しました。いじめ対策にさらに力を入れるべく条例が可決されました。いじめをなくすことに誰も反対はしないと思っています。そのために対策をしていくことにも反対するものではありません。ただ、その方向性とか、取組む姿勢というか・・・私としては条例に対し、個人的には違和感もあります。でも、会派の見解としては「条例は必要」という声もあり、可決の立場をとりました。共産党とネット・社民の会さんは否決の立場。もし、私が反対で否決の立場をとると、委員会で条例は「否決」となりました。私が子どものころに比べ、SNSなども含め、いじめの在り方というか全く大人たちの想像や経験知だけでは対応しきれない深刻さがある・・・いじめ問題に現場で対応にあたる先生、学校の大変さ・・・条例制定は市や市教委の在り方をどう変えていくのでしょうか。現場のフォローにこそ力を入れてほしいと考えています。先生や学校が「いじめを防止に取組みが薄い」とか「対応が悪い」とか指摘しまくるのではなく、ちゃんと現場に寄り添った対応をしてほしいと考えています。今後、私は「いじめを起こさない環境づくり」のために市教委が学校や先生を上から目線で「指導」するのではなく、現場の状況、現実に寄り添い、フォロー出来ているかどうかを精一杯・・・議員の立場からフォローしていかねばならないと気持ちを強くしています。

 

今日、卒業式を見ていて・・・・先生たちがここに至るまで、どれほど心を砕いて、子どもたちに向き合ってくれたのだろう・・・ってしみじみ思い出していました。特に、娘のクラス担任の先生は、正直、ちょっと厳しいめで、娘は途中で反発も感じることもあったようです。でも、卒業間際になって、「やっぱり、先生で良かったと思う。私は先生のことが好きだし、ちゃんといろいろ見てくれたんだなあって思う。」ってボソッとつぶやいた娘。成長を感じたのはもちろんのこと、そこまで支えて、見守ってくれた先生の存在に感謝の気持ちいっぱいでした。

昔のようなのんびりさがなく、あくせくさせられて、忙しくて・・・いつも何かに追われていて・・・・学校の先生たちが置かれている状況も一昔前と比べれば様変わり。一言でいえば「過酷」。先生たちがやらねばならないことが格段に増えている。校務負担が効率化できるという謳い文句で導入した一人一台パソコン体制も・・・「子どもたちと向き合う時間を増やす」ことには全くつながっていないのが現状。なので、先生が子どもたちと向き合った「結果」を感じる瞬間には「尊さ」を感じます。

それにしても、限られた授業時数の中で、あれもこれもと欲張りにいろんなことをやらせようと文科省、都教委、市教委・・・降り注いでくる指令にも学校や先生たちが抱える困難も多いと思っています。むしろ疲弊している場合も多そうです。そして、つまりは、先生たちもなかなかしんどい状況だからこそ、ついていく子どもたちはもっとしんどくなってしまう・・・スパイラルが不の方向になっているやにも感じる今日この頃。なので、私は「いじめ対策」なんてことについても、現場を窮屈に窮屈にするような方向にだけはしたくないって思います。根本的には「なぜ、いじめが発生するの?」という根源的なところに目を向けて、解決策を導き出すことですね。「現場に指導はしています。」・・・って対応では信頼される市教委をつくることはできません。いじめ対策を強化するのであれば、解決策にはセオリーはないからこそ、ちゃんと現場に寄り添って、ともに現実に向き合おうとする姿勢、とことん現場につきあっていこうとする態度・・・市教委に求めていきたいです。

 

さ、そんなことで、左目の毛細血管が切れすぎていますが、これからまたひと仕事します。私の卒業証書は「北諏訪小学校オリジナル筒」でしたけれど、今は全員同じ・・・「多摩市教育委員会筒」なんですね。時代を感じます・・・まとめて発注する方がコストパフォーマンスとか良さそうだし。卒業アルバムも見比べてみたり・・・・。そんな楽しいひと時を過ごせた今日は気分転換の一日。卒業おめでとう!そして、ありがとうございました!また、ここからがはじまり。