病児・病後児保育室「エンジェルガーデン」@多摩センター

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高校生たちがインターン生として一緒に活動する3日目。最終日です。3日間では伝えきれないことがとてもたくさんありますが、彼女たちと一緒に少しでも学びたいと思い、多摩センター駅前「多摩メディカルビルディング」内に開設された「病児・病後児保育」の「エンジェルガーデン」さんを訪問してまいりました。運営しているのは同じビル、同じフロアにある「多摩センターレディースクリニック」さん。病院が併設されていて、緊急の時の対応にも安心です。開設して間もない施設はとてもきれいでした。インフルエンザなど感染力の強い症状の子どもも預かるため、24時間換気できる部屋もあります。乳幼児の子育てはもう昔のことなのですが、保育園から発熱しましたと連絡が来るヒヤヒヤ感を思い出しました。そして、何とか翌日は熱が下がりますようにと祈るような思いになることもあったなあと。

これまで、市内には病後児保育室「あい」がありました。でも、ニュータウン地域からは遠い場所にあり、「何とかニュータウン地域にも開設できないだろうか?」・・・・と市の担当者が苦労し、関係者と調整にあたってきました。そして、ようやく念願かない、多摩センター駅前での開設に結びつきました。本当にありがたいことです。病児、病後児保育の運営は利用者の見込みにも確実性を担保することはできず、運営側にとってはなかなか思い切った判断も必要になるだろうなと思っています。利用申し込みがあっても、「子どもの熱が下がりました」ということで、当日キャンセルが発生する場合もあり、安定的な運営状態を確保することは課題になっているはず。そしてまた、体調の悪い子どもたちを預かる場所なのでスタッフの皆さんのスキルにもより求められることが多いでしょうね。保育士2名、看護師1名と責任者(看護師)1名の体制で運営されていて、子どもたちの体調にも気を遣いながら、とても丁寧な対応をされている様子がうかがえましたが、元気な子供を一時預かりするのも大変ですが、それ以上の苦労がありそうでした。もちろん、病児、病後児保育室はスタッフの大人も子どもから感染しないように万全の配慮が必要で、もちろんマスクを着用した中で子どもの見守りを行っていました。

ちなみに、利用にあたっては事前に登録が必要で、実際に利用する場合にはかかりつけのお医者さんに「医療情報提供書」を書いてもらうことになります。医療情報提供書を発行してもらう手数料がお医者さんによってまちまちで、1000円程度で済むところから3000円ほどかかるところもあるそう。ここ、何とか一律にできればいいのに。

将来、仕事もして子育ても・・・と考えている高校生インターン生にとっても、意義ある施設見学だったかなと思います。あわせてお隣のレディースクリニックも見学をさせていただき、ついでに「女性のからだを守る」お話しなども伺うことができました。からだを知り、からだを自分で守ること・・・とても大切ですね。

 

見学を終えてから、高齢福祉課長を訪問したり、諏訪商店街の見学をしたり・・・ととにかく休みなく動き回り、最後はタマラボへ。ランチタイムを経て、来週予定されているインターン生報告会に向けての活動の振返りをして、そして解散。

「政治や議員に対するイメージが変わった」、「一生懸命活動していても、市民には一部しか伝わっていなくて残念」・・・という感想をいただきました。ありがたいことです。十分に伝えきれなかったという反省もあるのですが、楽しく活動に参加してくれたかどうか・・・ここが一番のポイントかなと思っています。高校生の姿から学べることもありました。そして、とても素朴に疑問をぶつけてくれることも新鮮でした。「がんばらなくちゃ!」と新たな気持ちになれたことにも感謝です。「ありがとう!」。

 

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