生活環境常任委員会でした。

クリスマスだなあと思う一方で、お正月向けの飾り物など店頭に並ぶようになってきましたね。今日は、生活環境常任委員会でした。委員会を担当するのは今年の4月に入庁した新人職員さんなのですが、とても気が利き、何しろ仕事が早い。今日も、委員会で現地視察している様子をその場からすぐにアップしてくれました。

SNSの活用はリアルタイムで発信することとが大切。正直、こうしてスムーズにというか、私たち議員の想いを受けたリアルタイム発信に対応してくれる職員さんは何人いるかな…という状況なので、「すごい、もう更新されている。」と気がついた私たち議員は、新人職員さんの活動ぶりに心底感心していたのでした。

今日の日程については、こちらも近頃は…。

というかたちで告知がなされています。多摩市議会の場合は、協議会についてもすべてインターネット中継で発信されているので、市民も議員と同じように情報を得ることが可能とも言えます。他市の議会では協議会についてはクローズになっているところも多く、その意味では、多摩市議会の情報発信度合いというのか、あわせて、多摩市政の情報公開度というのはかなり高いのではないか?とも思うのでした。

本日審査した案件は全て全員一致で可決しています。特に議論が分かれるような内容はなく、法改正に伴う条例の文言改正などが主だったので。

ただ、多摩東公園の指定管理者の指定については、いくつか意見が出されましたね。学識経験者や市民もメンバーになった選考委員会により選ばれたという事業者グループが来年度から新たに指定されることになりましたが…。ちなみに審査結果についての報告書はこちら。そして審査経過について議事録というよりは、要点録はこちらから…。審査結果の報告書と共に要点録も読んでおりまして、特に気になったのは、第3回のまとめのところに掲載されていた【意見総括】ですね。

「審査は、地域性よりも公共施設としての安定性、管理運営の確実性を重視した。最上位団体は、地域貢献については課題として認識し、レストラン等の利用者の満足度向上についての点は留意いただきたい。2位以降となった団体は、スポーツの分野をアピールしていたが、現行の事業をフォローする提案や公園全体を活かすような提案が十分ではなく、また、構成団体間の協力体制に不安を感じる面があった。プレゼンテーションの内容や資料の作り方は結果に直結しておらず、全体を評価した結果である。」

ということです。今回は2事業者(両方ともグループを構成している)が応募していましたが、最終報告書の「地域貢献」という評価点では、選ばれなかったほうの事業者グループのほうが評価点が高い。今日の委員会では、選ばれたグループを構成している事業者は全て市外が拠点であることも指摘されていましたが、災害時などの時にはどうするのか?について「市外からかけつけます」となりそうですね。最近は災害対応という視点も欠かせないので、議会ではその在り方を良しとするかどうかについて、首をやや傾げざるを得ない面もあるにはありましたが。

ちなみに…と言いますか、個人的にはどのような提案がなされたのか、選ばれた事業者の提案内容を把握しておきたいですね。なぜなら、今後、その提案通りにしっかりと取り組めているかどうかなど評価をしていく責任は指定管理者を指定した議会の責任にもつながると思うからです。これは、ここに限らず、他の指定管理者の指定についても言えることですが、選考委員会などさまざまな選考過程を経て選ばれているとはいえ、それでも最後、やっぱり税金の支出を認めるかどうか…ここにある議会の役割や責任の重たさがあり、それを果たしていくために必要な情報の共有がもっと必要ではないかと感じる場面は大きいです。

今日は委員長でしたので、進行するだけの役割。とりあえず円滑に議事進行が進んでホッとしている感じです。市議会も来週の金曜日が本会議で最終日を迎えます。そうすると一気にクリスマス、大晦日、そしてお正月…と、トントントンって進んでいきそうです。