特別委員会を設置へ パル多摩大規模改修。

20161212

予定通りで、総務常任委員会の前に議会運営委員会を開催。結果的には特別委員会を設置し、パルテノン多摩の大規模改修問題に対する調査を進めていくことと決定しました。私たち議員任期も来年5月にちょうど折り返し地点で、議会人事改選期を迎えるため、特別委員会の設置時期は「改選期」までとし、調査の内容は私たち議会が当初予算につけた附帯決議の内容を検証することを中心に、何か提言が出来れば提言もしていく、メンバーは9名(改革みらい、公明党、共産党、自民党・新生会は各2名、ネット・社民は1名)。

昨日の段階では「特別委員会の設置は来年3月末まで、調査の内容としては大規模改修予算の縮減に特化を前提条件」としていたはずの共産党さんも、強固にそのことを主張はせず、全体雰囲気としても「特別委員会を設置するための前向きな協議」が行われたかなと感じています。特別委員会の設置の協議も3度目の正直のごとく、今回で3度目の協議によりようやく・・・ということで、やっと議会における協議も窓口が一本化できたことはよかったと考えています。

さて、土曜日に諏訪児童館ではアコースティックライブが行われました。地域の方が機材なども持ち込んで実施。いつもは常設で子育て広場になっている場所を畳んで、ホールがちょっとしたライブハウスに変身。

ということで、結局、「こういうことなんだ」って思いました。行政は「市民がパルテノン多摩を使い倒す」とする表現を用い、もっとパルテノン多摩を市民に使い勝手のいいように、利用したくなるようなに変えていく必要としていますが、それは言ってみれば、市民の協力と職員さんのアイデアと工夫でライブハウスに早変わりさせた児童館のようになれるかどうか?・・・だなと。

「あれダメ」「これダメ」「それできない」・・・・市民に心を開かない場所に、市民も心は閉ざすので。

児童館がライブハウスのようになることに行政的発想と管理能力で「ダメ」と言ってしまえばそれでおしまい。あるいは機材もないし、「できない」と言い切っちゃえばそれでおしまい。でも、そこは市民とのコミュニケーションですね。児童館でギターに触れ、練習している子どもたちがいて、その子たちも大人に交じり、ちょっとライブハウスっぽい感じを体験できるって楽しいこと。普通に考えたら、こんなこと児童館でできないわけですが、「でも、できちゃう」のはなぜか?

児童館も地域の身近なホールであることも再認識しました。諏訪児童館では諏訪中学校の吹奏楽部の演奏とかもやっていますが、まさに、公共施設にはそれぞれの目的があるとは言いながらも、「子どものことしかやらない」と凝り固まっている児童館とか「高齢者のことしかやらない」と決めたら心を動かすことをしない老人福祉館とか・・・・そこに雁字搦めに縛られる必要もなく、運営している「人」(職員さん)次第で、その運用がいかようにでもなり、地域を豊かにしていく役割がありますね。

こうした施設が身近な地域に数多く存在する多摩市で、「じゃあ、パルテノン多摩は一体何をしていくの?」・・・もまた問われていくのでしょう。議会の特別委員会でどこまで議論が深まるか分かりませんが、本当は突っ込んで「そもそも論」のところから意見交換ができていくといいのですが。どうなっていくか?ご期待ください!と今はまだ言えないという・・・・議論はこれから!