注目される「tokkatsu」。

東大赤門。小雨降り注いでいましたが、にぎわっていました。「東大キャンパスツアーにお越しのみなさま~」というアナウンスを耳にしました。私もキャンパスツアーしてみたいな。

と思いながら、昨日、私が向かったのは教育学部棟。「『日本型』教育tokkatsu インドネシアでの展開」をテーマにした勉強会があると伺いましたので足を運んでまいりました。主催は全国小学校学校行事研究会で、東落合小学校長の鈴木先生からたまたまご案内いただいた会でした。

恒吉僚子教授から、勉強会開催に至るまでの経過を含め「世界から見たTokkatsuの魅力」についてご説明をいただき、その後、実際にインドネシアで奮闘されている大学の先生からの報告などが行われました。

 

こうした勉強会に参加することによってはじめて、「特別活動」がカリキュラムになっている日本の教育の特異性というか独自性を理解するのですが、「特別活動」の果たす役割というのか存在価値に気づかされますね。なかなか興味深い勉強会でした。

恒吉教授の活動についてはこちら。世界に向けたホームページがあることも初めて知りました。「研究に対する費用はあっても、草の根の交流を進めていくための費用はなかなか出なくて…」というつぶやきもあったのですが、現場どうしの交流がもっともっと活発に行われ草の根でのつながることの必要性を感じておられるのでしょうね。研究を超えたところでの現場どうしでの「学び合い」を進めていきたいという研究者たちの言葉が深かった。考えさせられるものでした。

時代はグローバルに。多様性をもっともっと求めていかねばならず、そのためには開いていかなければいけない。日本の教育はいろんな意味で閉鎖的なのかもしれません。

しかし、tokkatsu …知っている人なければなじみのない言葉。「特別活動」の略なわけですが、この表現が世界に通用し、いつか英語辞典に???「特別活動」をそのまま訳せば「special activity」・・・というのは、日本の「特別活動」を言い表す表現とはちょっと違う気もしますし。

特別活動が豊かに展開されることと、日本の教育が子どもたちのためによりよい内容として充実されていくことと。ここには、つまづきも含めた課題があるのではないか?と感じざるを得ない点もありますが。「tokkatsu」がカリキュラムになっていることの強みを再認識しつつ、さらなる発展を望むものです。