決算特別委員会 民生費~

20150918

今日は民生費、衛生費(公衆衛生)、そして労働費、農林業費、商工費に審査が進んでいます。商工費のところで昨年度作成した「多摩センターPRビデオ」のことが話題になりました。ハローキティが出演する映像なのですが、こちらから・・・・(You TUBE)。約1万近くのアクセスがあるとの話で、久しぶりに見てみました。中国語、韓国語、タイ語、それから英語対応にもなっていて、少ないとはいえ海外からのアクセスもあるようです。この映像・・・パルテノン多摩も素敵♪

さて、個人的には今日の民生費では「発達支援室」と「ひまわり教室」のことについて指摘をしました。発達支援室は設置してから5年余りの間に予算規模が2倍になっています。ほぼ人件費です。相談ニーズ増に応じて、相談員を増やしていることがわかります。確かにそれは必要なこと・・・・とは言え、限られた予算・・・人数を増やすにも限界があります。同じ建物内にある教育センター相談機能ともう少し上手に連携できないものだろうか?あるいは子ども家庭支援センターとの連携などもできないものだろうか?と思います。外から見ているだけだとわからないところもあり、現場はとかく大変な状況であることは確か・・・でも、このまま相談員を増やすことができない中、工夫が必要になると感じています。特に発達支援室は療育などが必要な子どもたちの早期発見早期支援に力を入れて取り組んでいる一方、義務教育を卒業した世代(高校生以降)への相談対応の役割も期待されていますが、現状では未就学児対応で手いっぱいの状態・・・・高校生や大学生で支援を必要とする子どもたちには手が届いているとは言えません。若い世代の引きこもりなどが課題にもなっていることを思う時、実は発達支援室に期待される役割、小さくありません。もちろん、そこは別の機関でフォローするとの整理をするならば、それもありかな・・・でも発達支援室は子どもの成長を途切れなく支援していく場所・・・現状の改善が必要だと考えます。

そのためにも教育センター相談機能との連携が必須・・・「何のために」業務を進めていくのか、そしてまた、限りある税金の使いようをどう考えていくのか・・・・テリトリーとか責任の押し付け合いのような醜い争いがあるとは思いたくありませんが、きちんと仕事をシェアし合う体制をつくり、役割分担もしてほしいですね。

加えての「ひまわり教室」・・・民間委託化に移行するためにかなりの働きをしてきた場所でもあり、思い入れもあります。稲城にある「正夢の会」さんが受託して下さり、事業を進めてくださっています。ただ、保護者のニーズに寄り添いきれていないところもあり、それについてはある意味仕事を委託(発注)する側の多摩市行政の考え方が大きく関わっている面もあるため、そのことを指摘しました。通園児童に対するいわゆる「預かり保育」のありかたについて、今の要綱では「13時45分~15時45分」となっているのですが、保護者はもう少し時間を長くしてほしいという希望をお持ちです。現状、事業者としては要綱から逸脱することができないため、この時間内での対応しかできません。しかし、業務時間の範囲であれば延長することは十分可能なはず。もちろん、「市内保育園での一時保育など他のサービスを利用すればいい・・・」という考えもあるかもしれませんが、療育を必要としている子どもの場合、そうそう簡単、気軽に他の園の一時保育サービスを利用できるわけではありません。ですので、やっぱり・・・・保護者ニーズへの対応は一考の余地ありです。

利用者アンケートでも要望希望が多いところです。あとは・・・通園できる日を増やすこと、また小学校1年生まで利用することを可能にしてほしいとする要望もあります。小学校1年生まで・・・については、そのメリットについて事業者さんにもヒアリングしてこなければと考えています。正夢の会さんが稲城で行っている同様の施設の場合、小学校1年生までフォローしていると伺っています。どんなフォローをしているのか、果たしてそれは多摩市でも可能なのか・・・聞いてみたいと思います。

少しずつでもいいから前進させることが必要。長い目で見ながら、でも、一人ひとりの子どもたちの成長は止めることはできないわけですから、できることやれることにはスピード感を持って取り組みたいものです。

 

「私と同じような悩みを持つママたちを減らしたい」・・・障害のあるお子さんを必死に育てているママたちは、ご自身も悩んでおられるにも関らず、「後に続いて同じ悩みを持つだろうママ」たちに思いを馳せて相談してくださる方が多いです。目の前にいるママをすぐには助けたり、救うことができなくて心苦しくなることも多いです。でも、だからこそ、そこから見えてきた課題などにちゃんと対応し、解決できる道筋をつけていきたいと思います。私個人としてはその気持ちが継続するわけですが、対する行政職員は人事異動で担当者が変わってしまうことが最大の壁だな・・・。