決算特別委員会 商工費~

20150928

中秋の名月、スーパームーン・・・東の空に見ることができました。「やっぱり、うさぎはいないな・・・」とつぶやく。

決算特別委員会も残すところあと2日。商工費、労働費、農林業費から土木費、消防費、そして教育費・・・と粛々と審査が続いています。各議員さんの興味関心と言うか、課題に感じていることがそれぞれに違っていることがわかりますね。私の場合もそうですが、扱う課題に偏りがあります。私は意識的に、今までに一般質問などで指摘してきたことのある課題についてフォローするために質疑することにしています。他の人が質疑する課題については、よほどの見解の違いなどがない限りはその方にお任せをする。やっぱり、得意分野がそれぞれにあるなあとつくづく感じますし、行政側もそのことを意識しているような気がします。

今日は商工費のところで、ビジネススクエア多摩のことを質疑しました。創業支援施設としてオープンしていますが、なかなかうまくいかない・・・いまどき流行りの「コワーキングスペース」に衣替えしてみたら?とも思ったりします。お隣日野市では多摩平に新たに「産業連携センター」をオープンします。ここは条例設置の施設です。ちなみに多摩市は要綱で設置しています。条例か要綱か・・・に違いはないのかもしれませんが、やはり議決を経て条例設置をする日野市は意気込みが異なる気がします。新しいだけにとてもおしゃれな施設でコワーキングスペースもあります。私の周りでも「日野市の施設を活用したい」と話している人がちらほらといるのです。・・・・「客がとられる」みたいな感覚になりますね。近隣で言えば、多摩市はとても早い時期に創業支援施設を設置してきました。でも、後発で取組むところに追い越される感があるというか。

当然ながら、後発隊というのは改善改良点などを把握しながら、そして、その時々のニーズに沿いながら内容の充実を進めていくため、漫然と先発隊として従来通りを継続しているだけでは先を示していけないのは当然のことですね。どんどん置いてきぼりになる感じもあります。現状を見ていると、このまま存続させることになかなか市民的理解も得られにくい・・・と思っていますが、「創業支援に対するニーズはあり、自治体の窓口が必要」という意見も一理あると考えているため・・・さて、ここで起死回生、どうやって挽回していくのか?を考える必要がありそうです。

で、いろいろ情報収集していてふと思ったこと。多摩市はビジネススクエア多摩を運営するにあたって多摩信金と多摩大学と協定を締結しています。ここもまた近隣他市に先駆けた取組み。ここをもっと活かすことが大事です。多摩市に後続して、多摩信金の地域連携の一環で、協定を結んでいる地域も増えています。調べてみると、その中には「職員の相互派遣」をやっているところがあることがわかりました。お隣の日野市はもちろんのこと、昭島市、立川市、武蔵野市など・・・包括協定を締結した上に職員の人事交流もしている地域がいくつか存在しています。人事交流は職場にとっても意義あることだと思います。ぜひ、多摩市でも取り組んでもらいたい!・・・これが今日の提案事項の一つ。

あとは、先日質疑をした多摩NPOセンターのありかたを再考する・・・私としては発展的解消が求められている(してほしい)と考えていますが、その受け皿としてビジネススクエア多摩がNPO支援(事業系NPOですが)にも対応できるようになった(要綱改正をしたため)ことも確認できたので、これに関してはあとはソフトランディングさせていってほしいと思うものです。その時に問われるのが職員の力量だ!・・・って強調しておきました。実際にもそう思います。

 

引き続き、質疑を経て・・・教育費へ。ちょこちょこと気になるところがあるのですが、わざわざ議事録に残した方がいいものもあれば、議場で発言するまでもないこともあったりして・・・限られた発言時間でどれを質疑するか選ばないといけないなあ。