気になる子どもたちの日常。

外出するときの日課は日めくりカレンダーをめくること。今日は「その時になればやるという心ではついに何事も成し得ない」ということで、毎日、いい言葉を授けてくれます。

月曜日の災害対策連絡会で、会派から出した要望書がたたき台になり、議会の要望書が作成されたのですが、私個人的にはこだわっていた「子どもに対する支援」のところでは全体合意を得られずに残念。

ひとつは、日ごろ学校給食を食べている小中学生の毎日の昼食代のことが気になっていて、保護者からもエンゲル係数が…という声も聞こえてきているので、「1人1万円支給する」というもの。ざっと、小中学生だけだと約1万人くらいという計算になっていて、今の多摩市の財政力を考えれば十分に対応できるのではないのかなと思ったのですが。

そして、もう一つは「放課後児童デイサービス」のこと。これは実際に、いくつかの事業所にお話を伺っていて、東京都から発出されている文書なども確認したりして、事業存続が赤信号手前になるのではないか?と私も危機感を抱いたこともあり、何とか支援策が必要ではないのかなと思ったのですが。
「他にも大変なところがある」ということで、放課後児童デイサービスだけの問題ではないという意見、あるいは、「子ども支援策として金額や対象など、全体を見直したうえで」という意見があったようですね。とはいえ、「子ども支援策として再考すべき」というならば、何か対案が欲しいところ。個人的に言えば、そこをも含めて、まずは執行する側である行政にも知恵を出してもらう必要があると考えて要望を出したんですけれど…と思いました。正直、全体を見直している間に、事業所の存続がホントに行き詰ってしまったら、どうなるのでしょう…というくらいに深刻です。実際に、普段、放課後児童デイサービスに通っている子どもたちが今、どうしているのか、自宅でどんな風に過ごせているのか…ここにも心配があり、とても気がかりです。

今、学校が休校になり、保護者の方が子どもと向き合っているのです。一応、連休明けまで一区切りとゴールが示されていますが、仮にも、連休明けに学校が再開しないとなればどうなるのでしょう?これは放課後児童デイサービスで療育を受けている子どもに限らず、すべての子どもに言えることだと思っているのですが、ゴールが見えずに休校期間が延長されることを私は今とても危惧しています。実際、そんな心配の声も聞こえてくるのです。

学校…ということで言えば、不登校対策として始めようとしていたオンライン学習でしたが、今、オンライン流行りで「無償期間」ということもあるからでしょう。全小中学生が自宅に環境さえ整っていれば利用できるようになっているらしい。ちなみに多摩市は「すらら」を導入しましたが、なんだか、つながりにくいなど接続トラブルもあるやに聞いています。個人的にはオンライン学習のできる環境がないご家庭への支援のほうも気になります。

あわせて、学校で教科書はいつ配布されるの?という声もありましたが、それについてはホームページでも告知されています。

多摩市立小・中学校において、新学年で使用する教科書等を配布します!

また、保育園が「密」になっているというような情報が届いていて、特にSNSなどでも「保育園も休園に」というお声もあるようです、そんな状況を踏まえてなのか、現在の保育園への登園状況が公表されています。

認可保育園【公・私】の園児の登園状況について

それから、おむつ袋やボランティア袋の配布先についてもこの期間の配布場所について更新されているんですが、いちいちPDFのファイルを開かないと見れないのはやや難点。

【更新】おむつ袋・ボランティア袋配付場所一覧

さて、昨日から東京都の感染拡大防止協力金についてもホームページ上での情報提供が始まっています。さっそく利用した方の声として、「揃えるべき書類はごく標準的なのだが、とにかくすべての書類を画像化(PNGかJPEG)にしろっていう謎仕様なので、PDFから書き出すのがメンドクさかったぜ。」というものがある。私は役所へのオンライン申請はやったことありませんが、とにかく不便らしい…。そういえば、私たち会派の要望書の一つに「市民からの不安の声が寄せられていることから、都で休業要請対象となっているパチンコ店に対し、市としても休業要請を行うこと。」という項目があったのですが、これについても議会全体の合意が得られなかった…残念。これについて「東京都がしっかり対応すべきこと」という意見もありましたが、確かにそれはそうなんですが…と思ってみたり。

あとは、気になるのが国の持続化給付金ですね。これについては詳細がまだ示されていないのですが、申請するという行為はとっても難しくて大変なことだと思っているので、やはり相談窓口など開設することが必要ではないのかと私は感じています。

私はとかく今、子どもたちの日常がどうなるのかが心配。もう、夏休みよりも長期間…学校やお休みになっているわけで、生活リズムを維持するという点をひとつ考えても、すべての子どもたちが「いつものように」とはいかないだろうなあと思いますし。そして、大学生などもとても苦しく、厳しい状況に陥っていると聞いています。アルバイトが首になり、携帯電話料金が支払えなくなった学生さんとか…。そんな状況にあって、オンライン…なんて難しい。いろいろと現況を伝える記事を見ながら、何とかしないといけないという気持ちだけが募っていて、でも、多摩市だけではできないことも多すぎるという課題の大きさに途方に暮れてしまう…でも、できることはあるんですよね。

こんなにも激変している環境だからこそ、そして、ここで見えてきた課題に対応しなければならないからこそ、予算の使い方も見直していかなければいけないと思うのです。今後に描いていた展望も含めて。まずはできることからやっていく。困ったことなどありましたら、どうぞお知らせください。

#Stayhome #お家で過ごそう #ともに越えよう