来年度予算案の概要説明とか。

今日は意外と寒さが緩んでいた気がしました。聖蹟桜ヶ丘駅東口での挨拶のみ。いよいよ4月の市長選挙に向けての動きがにぎやかに?なっていて、昨日は藤原マサノリ議長が立候補について記者会見をされたようですね。明日は遠藤千尋議員が記者会見をするそうです…って、駅でご一緒しているときに演説されていたので伺いました。阿部市長も4期目をめざすと聞いていますし、前回の市長選挙で話題になった「AI市長」…の方も名乗りを上げておられます。

それぞれの方がどのようなビジョンを掲げられているのか、そのためにどんな政策を掲げておられるのか注目したいと思っていますが、現職市議会議員が現職市長に挑むという構図に一言。いわゆる民間人…今は政治家ではない方が出馬を表明するわけではなく、市議会議員として市政運営に関わり取り組んでこられた方々ですので、当然ながら議会においてどのようなスタンスをとっていたのか…その立ち位置も問われますよね。現市長が「ハコモノに多大な税金をつぎ込んでいる」などという批判を耳にするのですが、市議会議員として全くストップをかけることもなく、異論も異議も唱えずに予算に賛成してきたこととの整合性など問われる気がします。

そんなわけで、今日は来年度予算について概要説明がありました。思ったよりも税収が落ち込まなかった…ということでしたが、それでも厳しい状況には変わりないなと感じるのは、「だからと言って、余裕がある」と言えるものではなく、福祉関係への支出の伸びをどうカバーしていくのか、ここをどう死守していけるのか…が課題になっていると思います。市民の生活を守るってどういうことなのか。まちづくりとは何か…いろんな問いを立てながら、考えていかねばなりません。コロナ禍にあり、私たち市民一人ひとり、多少なりとも生活者としての価値観を変えてきたように思います。それを踏まえて、これからの社会をどうつくっていくのか、今、市民が求めていることにどう対応できるのかなど…この辺りは代表質問でも問いたい点なのですが、私たちの会派の見解も問われるところなので、フェアな市政でも議論を深めておかないとなあと。

立候補を表明された議長からは「3月議会の最後までしっかりと仕事はまっとうしたい」という決意も表明されました。そこはとても大切な点だと思っていて、出馬するにあたっても、議長の職にある限り「立つ鳥跡を濁さず」と務めていただけてよかったと考えています。選挙のために職を辞するという選択もあるのかもしれませんが、しかし、少なくとも「市議会議員」として職責をどう果たし終えるのかという点は重視したいですね。

ここのところ、「国分寺の未来を描くシンポジウム」がオンラインで開催されていて、興味深いなあと思いながら視聴しておりました。「選ばれる街」になるために無理やり奇をてらったことをするのではなく、ここに住まう人の気持ちや心を大切にしながら、「よりよい暮らし」が実現できるための場づくりを進めていきたいものです。時間、空間、そして仲間。暮らしを語るときに意識しておきたい言葉ですね。