未来に向けた基盤づくり…来年度の予算。

今日は来年度予算について説明があり、市制50周年を過ぎ、次の50年を見据えて、「未来に向けた基盤をつくる」ことを念頭に置きながら、予算編成をしたということでした。「目玉になるようなものは少ない(というか、ほぼ見当たらない印象」というわけで、よく言えば「無難な内容」というか、「堅実に編成しました」…という意味だと受け止めています。思い切って新しいことに取り組む余力がないというのか、その勇気がないというのか…ちょっと目新しさのある取り組みについても、堅調で慎重すぎるあまり、せっかくの斬新さや面白みまでとことん削ぎ落してしまう…ここ、脱皮できるといいのにな…というのが感想です。

合わせて、今日は永山駅前で旧東永山小学校跡地と交換したUR局舎跡地に関わり、日本医科大学多摩永山病院建替えについても助教の報告がありました。すでに、旧東永山小学校跡地の解体工事はズンズンと進んでいて、もう、建物は全て破壊され…今はがれき類を運び出す大型トラックの出入りが激しく。URの跡地も多摩市が取得し、ようやく解体工事が始まっています。背の高い囲いが設置されたので、歩道から富士山が見えなくなってます。

旧東永山小学校跡地については「ここに団地が建つらしい」という噂がありますが、今のところ具体的に何かが示されているわけではありません。でも、URが賃貸住宅の建替えなどにあたって、活用していくのかな…という想像には難くない感じですね。そう的外れなうわさでもなさそうだなと受け止めています。一方、駅前に土地を得た多摩市は今後どうするのか…「市民に役立つように活用してほしい」という声を聴いていますが、「日医大からの申し出があって、学校跡地と交換した」ことを話すと「残念」という返答が返ってくることもあります。現状については、市の公式ホームページにも掲載がある通り。

日本医科大学多摩永山病院の建替えに向けて

今日時点でも、この域から進んでおらず、今後、協議が再開されることになりそうです。この件について、関心のある方にお目にかかると市が建替えにむけた用地を準備している・・ことを踏まえ、「日医大が移転した後、その土地(現在の日医大があるところ)は多摩市が活用できるの」と尋ねられることも多いです。それに関しては、まだ未定であることを伝えると、「多摩市が損することのないように」という意見を承ること多いです。今後、日医大とどのように交渉を進めようとしているのか、実際には市長を先頭に担当部署が中心となって、協議していくことになり、議会と言うか、一議員の立場としては、市に対して意見は言えたとしてもそれ止まり。その行方を見守ることしかできず…これが現実です。

学校跡地とURの駅前の土地を交換し、さらには病院建設を進めるために急傾斜地の崩壊を防ぐための工事も行ってざっと2億円はかかっています。そもそも土地取得のために多摩市がUR側にお金を支払っているわけですから(約1.8億円)。それはすべて税金。医療の充実を否定することはしませんが、しかし、一民間病院の建替えに関し、市がどこまで便宜を図るのかについては、十分慎重に議論して行くべきと考えています。

病院建替え問題も気になりますが、同時に、市役所庁舎建替えの行方も含めて、来年度は「落ち着いた予算」なのかもしれませんが、それ以降はなかなか大変になっていくと思われ…そっちのほうが気になり、心配にもなっています。図書館も新しくなるとは言え、じゃあ、今、図書館本館のある旧西落合中学校の跡地はどうなっていくのかな?とか(もともと、桜美林学園が国際バカロレア認定を受けて、小中一貫校を開設する…という話しはどうなったの?…と今でも最後の最後どうなったのかまで十分な説明がされているとは言い難い)。

何と言っても…老朽化した公共施設への対応、どんどん古くなり、傷んでくわけですから、それへの対応こそ待ったなしと思っています。建物のみならずの話しです。道路などもあちこちで随分傷んでいますし。こうしたことについても、やっぱり将来どうなっていくかを冷静に考え、大局的な視点から判断していくことが大切ですね。子どもたちにツケを残さない、負の遺産を押し付けないで…何よりも、この視点抜きにして市政運営はできないとますます思う今日この頃です。