時代に取り残されている感。

今日は伊予市議会の皆さんが「市議会インターネット中継」と「議会だより」についての調査にいらっしゃいました。たまたま「議会だより編集会議」のメンバーが打合せをする予定が入っていたので…これは好都合…ということで、伊予市議会の皆さんへの視察対応を編集会議の皆さんで行っていただいたという…良き機会に恵まれで感謝です。他市からいらっしゃる議員の皆さんと交流できることは、必ずプラスになると考えていて、私たち自身の活動などを客観的に捉えなおすひとときにもなるからです。

私は今日は冒頭での歓迎挨拶を終えた後、突然、連絡を下さった大学生の伊藤和真さんをお迎えし、意見交換をさせていただきました。彼は自分でアプリを開発しているというのですが、若い世代と政治を身近にするためのツールとして「政治PoliPoli」(株式会社PoliPoli)をつくったというのです。お話しを聞いてみますと、ご自身の興味関心から…最初は「俳句のアプリ」をつくったと話をされており…何だか、もう私にはついていけない世界だと思ったわけでして、なんとまあ「化石」に近づいているというか、「古い」と一線を引かれてしまう立ち位置を感じたわけでした。「今は、アプリとか誰でも簡単に作れるんですよ。」なんて言われても、「へ・・・あっ・・・そう・・・」みたいな感じですね。新しいビジネスモデルをつくりたいと語り、そしてまた、「評価経済モデル」のこともお話し下さり、「ああ、若いっていいなあ!」なんて思い、私も勉強し直さねばいけないと痛感させられました。自分を高めたり、成長させたり…何だか若者に触発されてしまった…。

しかし、それ以上に、時代に取り残されているような気もしました。市議会でフェイスブック導入に向けて動きを作っているのですが、「市全体の情報システム」との関連が何だか一つのネックになっているらしい。先週金曜日に庁内に設置されている「情報システム委員会」(だったか?正式名称度忘れ)にはかったところ、市全体のシステムを管理しているのは「副市長」であり、私たち議会側で作成した導入のガイドラインでは管理者が「議長」になっていることについて懸念が示されたと伺いました。まあ、いろいろな場面での慎重に慎重を期してというのもわからないわけではありませんが、「違和感」を感じずにはいられません。次回に予定されている「情報システム委員会」は5月なので、そこでもう一度、検討を依頼する…的なことが事務局から報告されたので、正直…「何それ?とんでもなく遅すぎる」と思った次第です。せめて4月から、あるいは3月からでも試行したいと願っておりますので、ぜひ、善処してもらいたいですね。議会側の取組みをわざとらしく遅らせようなんてことはないと思っていますが、今、突然に始まった話ではなく、水面下での調整は以前から進めている話でもあり、気持ちよくスケジュール通りに進めていくための段取りってできるはずですよね。しかも、副市長しか管理者になれないとすれば、そのことを予め、私たちの事務局にも伝えておくべき話ですし、それに基づいて、「こうすればいい」と助言をくれることが優秀な行政マンとしてのあるべき姿ではないのか?とも思うわけです。

他市の議員が「行政の職員は議会や議員の足を引っ張ることばかりを考えている」と言っていたことを久しぶりに思い出しました。その時、「私はそういうことはあまり感じたことがない」と答えたわけですが、もしかすると、私がボーっとして気が付かなかっただけですかね?いずれにせよ、いまどき「フェイスブックは若者世代は使わない。ラインすら使わない。」と…今日も伊藤くんからの話しにも出ていたのですが、「だから、やらない」といのではなく、まずはSNSを使った情報発信に市議会としてもトライしてみる価値はあるように考えています。ということで、この件、事務局長にもネジを巻いて、副市長?との調整を頑張ってもらいましょう!