春の嵐が過ぎ去り…。

週末は…久々の再会を果たした「きんぴらごぼうかりん糖」をポリポリしつつ、カリカリと最終日に向けての会派の予算に対する討論を書くことに専念。横殴りの雨と強い風を横目に…。

今日は生活環境常任委員会でした。特に問題も課題もなく、審査をした議案については全て可決。進行もスムーズでした。今まで、市道路線の認定や廃止に関する案件については現地視察を実施していたのですが、新型コロナウイルスで委員会メンバーでみんなでワゴン車に乗り合いをする「密」を避けるという理由から、見合わせていることから、ある意味、時間が節約できるというのか…会議が効率化されたというのか…。その代わりに、現地確認ができるように資料が作成されています。かえって、こうした資料があったほうが、委員会以外の議員にも現地の様子が共有できるという利点もあるなあと感じています。

今日は生活環境常任委員会として「携帯電話等基地局設置に関する要請書」についても提出することで一致できたのも一歩前進かなと思います。これは既に、環境政策課で行っている携帯電話の基地局設置事業者に対する要請行動を後押しする内容です。わざわざ議会からも要請書を出す必要があるのかないのか…これに関しては賛否さまざまありましたが、昨年9月議会にも「5Gアンテナの設置を携帯各社にやみくもに行わせないことを求める陳情」「第五世代移動通信システム(5G)基地局設置に関する条例制定に関する陳情」が提出され、審査をしてきた過程を踏まえて、まとめきた内容です。「電磁波過敏症」はまだまだ社会には認知されていませんし、これからも利便性だけを追求していくしていく社会にあっては、その存在は認めがたい…となるのかもしれませんが、でも、実際に過敏症の方はいらっしゃいます。今はまだ少数なのかもしれませんが、その方々の声を市議会としても一定受け止めていく必要があるのではないかという立場から「何か議会でも対応できることはないのか」と考えた結果の要請書の提出。議長や副議長が委員会のメンバーであることから、協議の経過なども踏まえて、さまざま状況を理解してくださり、ここまで到達したかなと受け止めています。

前提にあるのは「私たち自身もその便利さを享受している」ということであり、そしてまた、これからますます高速通信網が求められ、社会が動いていくという認識だと思います。その中にあって、身近な自治体に求められる「市民の暮らしをまもる」という視点から取り組めることは多くはない…ということもまた一致した見解かなと。でも、その範囲の中で対応できることと言えば、既に市が取り組んでいる「要請行動」の後押し…。今回、市側も改めて携帯電話等基地局設置の事業者に対して要請行動を行う予定になっているので、議会もともに…ということですね。議長名にて要請書を出すことは前例にないことなので、その手続きなども議会運営委員会で協議してもらい、形を整えていただき、ありがたい限りです。委員のみなさんには各会派はもちろんのこと…意見のとりまとめにお骨折りをいただきました。

今日の委員会で、ネットの岸田さんが「市民がきちんと情報を得て、自分で自分の行動を決めていくことができることは大事なこと」とする趣旨の発言をされていましたが、同感です。市の行っている要請行動では、基地局の設置に関し、予め情報提供を求めるものになっています。「予め」というところはとても大切。ぜひ、事業者のみなさんにはお手間であっても協力をしていただけるとありがたいことです。

委員会では協議会でさまざまな情報提供も行われるので盛りだくさん。盛りだくさんだっても、きっと取捨選択されチョイスされていることには変わりないのですが、他の委員会に提供されている情報も含めて、共有されているので、また目を通しておかねばならないなあと思っています。市議会は明日が子ども教育常任委員会があり、それが終われば…あとは最終日へ向けた各種調整…ですね。代表者会議、議会運営委員会が開催予定です。