日本版パリテ法成立!

日本版パリテ法が成立。しかし、それに対する注目度は低くはないけれど、高くない。とても画期的なのですが、メディアでのとりあげはそのほかのニュースと比べると結構あっさり。

昨日は多摩市建設協力会の定時総会後に開催された懇親会に三階みちお副議長とお招きをいただき参加。会長さんが「女性が他にはいなくて、すみません。なかなか気が遣えないかもしれない。」なんて言葉をかけてくださったのですが、そういえば…と周りを見回してみれば、出席者に女性は0で、来賓でも女性は私だけ…ということでした。逆に、女性が一人だけ…ということで、むしろ周りに気遣いをさせてしまうのではないか?と心配する気持ちの方が大きいかもしれない。

「ぜひ、こうした場で情報交換を」と会長さんのご配慮のもと、来賓である市長や副議長、前都議は各テーブルをそれぞれまわらせていただき、会員の皆さんからいろいろお話をお伺うことができました。地元に根ざし、事業を営まれている皆さんだからこそできる地域貢献がある…市長や副議長も労っておられましたが、特に大雪の際の除雪作業などは行政だけでは行き届かないところで市民の安全安心の確保に協力をしていただいてます。そしてまた、週末に多摩川河川敷一ノ宮公園で開催される水防訓練にも参加をしてくださってます。会長さんが「地元企業だからこそやれること、できることがある」とおっしゃっていたのはその通りですね。

毎年、市長とは意見交換会をされ、要望書なども提出されていると伺いました。私たち議会には提出されている要望のなかみが共有されているわけではないことをお伝えしまして、必要があれば、ぜひ議会にもお知らせくださるといいなと思った次第です。

今週、市役所ロビーでは民生委員・児童委員の皆様がPR活動をされています。今回、はじめて「ミンジー」がやってきました!このキャラクターはとても人気で、こうしたPR活動に駆り出されており、やっと多摩市に来ることができたのだとか。とてもかわいらしいので、もっと人がたくさんいるところ、それも子どもたちがいれば人気だろうなあ。市役所のロビーもミンジーくんのいてくれた間はいつもとは違った雰囲気で、よかったなあ。PR活動については、場所の確保にもご苦労されているお話を伺いましたが、市役所ロビーだと来る人も限られてしまうのは少し残念。

民生委員や児童委員さんの活動も知らない市民の方の方が多いだろうなあと思っていて、知らなければ何かの時に連絡をする…なんてことにもならないわけですし、「相談する」というのは簡単そうでいてとても難しく、「顔を知っている」などがなければ、普通はなかなか連絡もできない…。市民のみなさんにとっては議員という存在も同じように「気軽に相談ができ、連絡ができる相手」ではないのと同じですね…。

こうしたPR活動はとても大事…と思っていますけれど、市議会でもこうしたPRやってみたらどうかしら?ともふと頭に思い浮かびました。

 

日本版パリテ法の成立が女性議員の誕生をいかに後押しするのか?「女性だから優遇する」ということだけでは市民にはなかなか理解されていかないだろうな…と思うけれど。女性を増やしていく…という道筋が地域でどう実践されていくか?多摩市議会は女性割合が高い議会ということですが、会派ごとに見ていけば、1つの会派だけ女性議員が存在していない…という。女性は増やせるだろうか?女性が立候補できるしやすい環境づくりをしていくこともまた大事ですね。来年の統一地方選挙に向けた地域での取組みも要注目です。