政治をあきらめないでほしい。

明日、国会が解散で総選挙を控え、「どう選ぶ?」についても考えていく必要がありますね。政権交代をめざして、政党間での候補者調整も行われていて、その中で面識があったり、応援している女性候補者の皆さんが「え?」というような状況下に置かれているのを目の当たりにすると驚きます。水面下の調整事がどのような協議で進んできたのか、内部の事情まで明かされないわけで、外向けに発信されている情報だけでしか判断できず、政党に対する不信感を抱かざるを得ないなと思えるような出来事も。

多摩市は前回から東京21選挙区、23選挙区と2つの選挙区に分かれていて、ようやく両方の選挙区ともに立憲民主党所属の現職議員が野党統一候補となりました。「多様性」とか「ダイバーシティ」という言葉が躍るわりには、多様性を認めていくための社会環境を整えるための法整備から逃げている今の政権は支持できないなというのが私の考え。どちらかというと、候補者を見極めて選択していきたいという気持ちもありますが、そこは地方議員を選ぶのとは異なり、「政党で選ぶ」ことを優先する必要性が高い…これが国政の選挙ですね。すでの東京21区は野党統一候補で動いていたものの、23区の方は、この直前で立憲民主党の候補者を応援する決断をしたとする共産党の判断というか決断、心意気に敬意を表するものです。

昨日の新聞記事で「ガラスのうさぎ」の著者でもある高田敏子さんのインタビューがあり、小学生のころに読んだ「白い町 ヒロシマ」の本を思い出しましたが、戦争の体験を綴った本に触れるたびに「戦争をしてはいけない」「戦争がない時代に生まれてよかった」「戦争時代の子どもたちがかわいそう」と素直に心に感じていたことがよみがえります。国語の教科書にのっていた「一つの花」もそうですね。平和な社会に導いていくための政策に本気で力を注いでくれる国会になるようにと願っています。

 

そして、「平和」といえば、それは、「戦争」のことだけではありませんね。ますます経済格差が広がっている現状を目の当たりにすれば「平和ではない」と感ずること多いですし、増えていると思います。現政権も今までに比べれば「言葉だけ」で聞いていると…格差是正に関しても言及していて、何とかしたいと考えているのかなあとは思う一方、しかし、これまた「多様性」を大事にし、「多様な選択」を尊重しあえる環境づくりの第一歩ともいえる「選択制夫婦別氏制度」への対応も有耶無耶にしたのと同様、「どうなってしまったの?一体?」という状態になっていますね。「金融所得課税」に対する言及もさらりとペンディングしたのか、取り下げたのかもわかりませんが、日に日に期待感が薄れるばかり。現政権の平和に向き合う態度、あるいは国民への説明責任や「聴く力」など…まだまだ本領発揮はこれから…と見守る必要があるのかもしれませんが、やっぱり現状を容認してはいけないという気持ちです。

もう「政治はうんざり」。

私の周り、身近な人たちからもこんな声が聞こえてきます。誰に投票すればいいかわからないという声も聞こえてきますし、立憲民主党も共産党も支持できないという声も聞こえてきます。ただ、だからと言って「今」がいいわけでもない。そもそも、政治そのものが信頼できなくなっている状態ですね。悲しい。

私も正直、立憲民主党はいろいろ言っている割には女性の候補者も少なく、政党内での女性の立ち位置のこととか、外野的に見ていてもいろいろ感ずることもあります。私個人的には「政党にはうんざり。」を感ずることも多い。ただ、他の地域では野党同士で競い合う場合もあるわけで、私たち多摩市民は「野党統一候補」を選べる環境にあり、「政権交代選挙」を掲げる選挙戦だとすれば、構図的にはわかりやすくなりました。

東京21選挙区にお住まいの方 大河原まさこさん
東京23選挙区にお住まいの方 伊藤俊輔さん

ちなみに共産党が候補者調整をしたというのはこちらのニュース。また、東京23選挙区で立候補候補予定者だった早川さんの動画はこちら。

ですので、政治をあきらめず、「これでいいの?」と現状に疑問があるなら…今の政権を追認しない選択してほしいと考えています。目を転じて、多摩市政の話題で言えば…「あの話はどうなっているの?」ということで別の方からそれぞれ尋ねられている話題…一つ目は「今の図書館本館のところに小中一貫校を開設したいとしていた桜美林学園との話」…それからもう一つは「日医大多摩永山病院の永山駅前での移転の話」…どちらも現状をフォローしきれていないので、確認しておかないといけないなあ。

 

子どもが「どんぐり」の話をしていたので、本棚から取り出してきた。日本には19種類のどんぐりがあるそうですね。丸っこいとかちっちゃいとか…私の関心レベルはその程度でしたので、子ども用の図鑑を見て、お勉強。