携帯電話基地局の設置?!

自粛中…ステイホーム…ともなると、オンラインでのセミナーとか打ち合わせなどの比率が高まってきます。ずっと画面を見続けているのは健康に良くないなと感じます。強制的にパソコンから離れることにして…結構、連絡あるかないか気になりながらも、「まあ、気にしないことも大事」という時間をつくるのも忍耐というか、もはや努力が必要な領域にあることを自覚しつつあります。

 

昨日は春の陽気となり、気持ちも軽やかに。近所の方々と散策へ。多摩よこやまの道もいろいろな歩き方を楽しめるものだなあと思うわけですが、ウォーキングをされている方は本当に道にお詳しい!新しい道を覚えることができたので、また歩いてみたいと思います。

さて、諏訪商店街の駐車場そばに楽天モバイルが携帯基地局の設置を考えていることがわかりました。諏訪商店街のある店舗に先方の代理店の方が説明の資料を持参されたとのこと。幼稚園も近くにあったり、子育て支援の拠点もありますし、その基地局が4Gなのか5Gであるのかも気になりますね。とても心配。情報をいただいたので、すぐにハーモニーカフェにも連絡を取ってみましたが、「そんな方、来てないよ。」ということで、どうやら、代理店の方は諏訪商店街すべての店舗、あるいは近隣に説明をしたのではなく、たまたま1つの店舗にだけ説明資料を届けられたということなのでしょうか?(まだ未確認ですが、少なくともハーモニーカフェには来ていないので「すべて」ではないことは明らか)。それにしても、「近隣住民の皆様」宛の文書には、「※ご不在のお宅には資料を投函させていただいております。詳細説明をご希望される場合にはお手数をお掛けしますが下記連絡先まで連絡をいただきますようお願い申し上げます。」となっているようなんですが、どのエリアに配布しているんだろう?この文書。

 

しかし、それをもって「説明をしました」とはならないと思いますが、随分、不可解な話です。少なくとも、携帯電話基地局の設置については事前に市(環境政策課)に申請をするなど対応されているはずなんだけれどなあ…。

 

ということで早速、市にも問い合わせ。どうやら、見落としていなければ…ということですが、市に対する申請が行われていない様子です。市から各携帯電話事業者に対して行っている要請について無視をしたわけではないのかもしれませんが、どうやら代理店の方はご存じなかったようですね。楽天モバイルの本社側から代理店にきちんと情報伝達がされていなければ、こうして市から事業者への要請も「知らず存ぜぬ」になるという事例…になりそう。

 

12月の定例会で生活環境常任委員会ではこれにも深く関連する陳情2件の審査を行い、最終的にも全会一致で「趣旨採択」という結論を出したところです。私は電磁波過敏症については、化学物質過敏症、香害などと同様に、その発露の仕方には個体差があるものの何らかの影響が生じていると考えるべきという立場です。理由がわからないけれど、いつのころからか、頭鳴りがやまないという悩みを持っている私にとっても無視できない課題のひとつと捉えています。もちろん、携帯電話、パソコン、無線LANとその利便性にどっぷり浸かっている暮らしもあり、切り離せない生活をしていることを前提にしているので、これを一切この世から無くしてしまおうとか、そんな極端なことを訴えるわけではありませんが、しかし、電磁波の危険性については改めてきちんとした知識を得て、使い方を考えていく必要があると考えています。

とにかく、日本の規制の緩さというのは…私たちは知っておくべき事実ではないかと思っていて、特に5Gに対しては慎重であるべきというのが考えです。それは海外での動きを見れば明らかなのです。大きな力には抗えない面もありますが、でも、使う側、消費者側として知っておかねばならない情報が知らされていないとは考えています。マスコミも電磁波過敏症のことは全くとりあげてくれませんし、「国が認めているんだから、それに対していちいちケチをつけるな」ということになるのでしょうか。でも…海外に比べて日本の規制がユルユルであって、そもそも日本の基準はどうなのか?を問う必要があるんですけれどね。

 

市の環境政策課でも前提とするのは「国の基準」という姿勢は持ちつつ、しかしながら、危険性を指摘する声を全く無視するのではなく、そしてまた、電磁波過敏症に対する理解もあり、実は…多摩市の環境政策課の姿勢は高く評価されているんです。12月定例会の生活環境常任委員会でさまざまやり取りが展開されているのですが、視聴された方から評価のお声をいただきます。

いずれにせよ、楽天モバイルによる諏訪商店街駐車場そばの基地局設置の件については、どのような経過があるのかなど週明けから改めて調査したいと思います。個人的には市が実施した要請行動について代理店の方がご存じなかったとすれば、改めてその内容の周知徹底を図っていく必要がありますね。