手話言語条例の制定を。

今日の午前中は昨年に引き続く、2回目の「子ども夏休み議会探検」でした。昨年の取組みを踏まえて、今回は小学校高学年を対象に参加者を募集。15名ほどの子どもたちが参加してくれました。昨年同様にプロジェクトチームを中心にした取組みでした。やはり2回目ということで、議会事務局の動きがスムーズ!と感じました。昨年の反省を活かして「今年」とバージョンアップしていくので、また来年も…と継続していくのかなとも思います。

さて、子どもたち向けのイベントが終了した後、全議員を対象にし(参加するのは希望者のみでしたが)、議場にて多摩市聴覚障害者協会の方より「手話言語条例の制定」に関するヒアリングをさせていただきました。まだ、多摩市議会全体で「手話言語条例を制定する」と決めたわけではありません。ただ、今回のヒアリングというか説明会というのは、議長のところに聴覚障害者協会の皆さんが訪問された結果、開催される運びになったものです。こうした議会全体への提案というのか、説明会というのか、議長判断で全議員対象にした説明会が開催されるというのも初めての経験ではないかと思っているのですが、必要に応じてこうした場をつくることは前向きですし、大事なことだなと感じます。

もちろん、唐突というよりは、改選前の健康福祉常任委員会で「(仮称)手話言語・コミュニケーション保障条例」の制定をめざした取組みが重ねられていたことを前提にしているとは思います。議員そのものは4月に選挙を挟み、体制も変わり、仕切り直し…となってしまいましたが、市民の皆さんには改選されたら仕切り直し…ではなく、「議会としての継続性を大切にしてほしい」と考える部分があるのは当然のことと思うのです。ですので、議長がそれを踏まえながら、今回の説明会が開催できたことはとても前向きで、議会全体でも説明会の開催を受止めていく必要があるだろうと感じています。今後、どう取り組むかについては議会内で必要に応じて検討されていくと思いますが、私は健康福祉常任委員会で改めて条例制定に向けた動きをつくっていくことができるといいなと考えています。

「実効性のある条例を」という点で、どのようにしていくか。「理念条例で留まるのではなく、実効性あるものにしようとするとハードルが高くなる」ということもありますが、100%最初から「実効性」と考えて制定することが必要なのかどうかについても議論を深めていければいいかのかもしれません。

個人的にも「手話言語条例の制定」をしていく必要性を考えていて、たまたま今回発行したニュースでも記事を掲載していました。少しずつ配布しておりますので、お時間がある方はぜひお目通しいただけると幸いです!(2019年夏号

8月も下旬…そして、今日は一般質問に向けてのヒアリングなどもしましたが、明日は9月議会に向けた補正予算、提出議案などについての議案説明会が予定されております…。