徒歩圏に出向く。

20150515

年を重ねるにつれて、生活圏がどんどん狭くなっていく。車に乗らなくなれば、遠方まで買い物には行けなくなる。もちろんバスやタクシー利用することはできても、やっぱり、出にくくなり、出づらくなっていく・・・・商店街にあったスーパーマーケットが撤退した地域や「ちょっとした買い物」をしづらい丘の上にある地域などなど、移動販売サービスが展開しています。その昔、どこかの市場から野菜や果物をたくさん積みこんできたトラックがやってきて、おじさんが売っていた記憶があるのですが、その現代バージョンと言うか・・・・移動販売車が地域を巡っていることは知っていたものの、はじめて見学させていただきました。

すでに、移動販売車が定着している地域では・・・・住民の方が楽しみにしてトラックを待ってくださっていて、また、店員さんたち(ドライバーさん一人と店員さん二人)とも顔見知りなのかなあと思われるお客さんたちも・・・・。

そして、今日の私の目的はこちら・・・・。

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一昨日から試験的に始まった多摩市の健康センターとあいクリニック中沢さんとのコラボの「保健室」。血圧を測定して下さり、そしてまた、簡単な健康相談にものっていただけます。多摩市の保健師さんとあいクリニックの看護師さんが迎えてくださいました。やっぱり、「ちょっと聞いてみたい」という方がおられるようで、多摩市から送付されてきた健康診断の案内かなにか?をお持ちになり、質問を市に来られた方もいらっしゃいました。

何となく、「何が始まっているの?」という雰囲気でもありますが、個人的にはこうして出張していく、「出向いていく」ことはとても大切なことだと思っていて、試験的な取組みですが、毎回でなくとも定着していけばよいなと感じています。

 

 

とは言え、こうして出張にて相談にのっていくというかたちは、高齢化が進んでいくにつれますます必要になってくるはずで、この取り組みから学べることを活かしていけそうな気がするのです。「顔が見える市役所」にもなっていきそうですね。市職員が役所の中で待っているのではなく、自ら・・・こうして足を運んでいくことは阿部市長が言う「現場重視」の職員の姿にまさにぴったりで重なるものです。「出かける市役所」・・・大事な視点です。市役所に来るのがなかなか大変な不便地域などへの出張はある意味・・・これからの姿かもしれません。

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高齢者や赤ちゃん連れのママたちが多い印象。ちなみに、この車は京王ストア高幡不動店に所属しています。そして、商品の販売価格ですが・・・スーパー店頭の価格と同じです。割引シールがはってあるものもありましたよ!