市長の思いとパルテノン多摩と。

20161021

パルテノン多摩大規模改修事業の説明会2回目。場所は関戸公民館の大会議室でした。参加者がだいたい30名弱で、やはり半分弱は関係者・・・かな。議員の参加も目立ちました。市長は先日のベルブ永山での説明会よりも、さらに力が入っているように感じたのは、場所が桜ヶ丘だったから?それとも参加者の顔ぶれをご覧になり、力が入ったのでしょうか?市長が伝えたいことはどこまで参加者に届き、響いたでしょうか。

市長が「対話を重ねて、市民と知恵を出し合いたい」としているイメージが私の中ではまだ共有されていない感じもありますので、どこかで一度、「市長の描いているイメージ」なるものを少し突っ込んで聞いてみたい気がします。今の段階では平成32年度にリニューアルオープンさせていきたいとのことで、その段取りで議会にも理解を得られるように取り組む心づもりと話されていましたが、質問者からの質疑でも出されていたように「オリンピックを前にして建設工事のコスト上昇」の影響をどう見込んでいるかについて・・・・昨日の話しだと「それほど心配はないだろう」とする答えになっていたことに「本当にそうだろうか?」と思った市民は少なくないと思います。(例えば・・・こういうニュースとか見るとなあ。)

以前にも書いたと思いますが、オリンピックはスポーツのみならず、柱の一つになっているのが「文化プログラム」ですが、今は文化プログラムにも力が入り、従来に比べては力も入れ、予算をつけようとする視点もありそうですが、しかしオリンピック後に「文化施策」がどう扱われていくかも実は今から考えておく必要もありますね。まさに、オリンピック開催後どうなるか?も予測しながら対応していくことが求めらる視点だと考えています。もちろん、パルテノン多摩の大規模改修はオリンピックが東京で開催されようが開催されまいが・・・おそらく実施することにはなっていたと思いますし、仮にもその際にも同様の議論は進められる必要があったでしょう。しかし、「改修工事」のタイミングと言うめぐりあわせは不運なのかどうか・・・この評価はさておき、個人的には「オリンピック開催」はパルテノン多摩の文化事業展開、あるいは発展を後押しするはずで、むしろそのタイミングを大いに生かすような企画こそ求められると考えています。

ですので、「企画」が重要であって、そこにどれだけの思いを注ぎ込めるのか、いまいちと思えるような市の文化施策の展開に少しエンジンでもかかるかしら?と期待しますね。

市長はどうかんがえているんだろう?って思います。次の説明会は来週土曜日の、これまた夕刻になっておりますが・・・。ちょうどハロウィンin多摩センターですね。タイミングを合わせたのかどうかもわかりませんが、重なるタイミングで開催する意味もあるのでしょうか?パルテノン多摩の大規模改修工事に対する理解をどう深めたいか、そのために説明会に参加してもらいたい市民の顔ぶれをどう考えるか?等など・・・このあたりに対する市の見解も問われそうです。いずれにせよ、今のところはまだ取組みの行方を注視しているところ。(大規模改修情報はこちらから!)