市民の手形を集めて、アートに。

市役所のロビーで「人権擁護委員の日」を前にした展示の準備作業が行われていました。とても歴史のある人権擁護委員の制度なのですが、その存在をご存じの市民の方は多くはないように思っています。合わせて、6月1日が「人権擁護委員の日」であることはもっと知られていないような気がします。私も、そのように定められた日があること初めて認識しました。毎年6月1日には特別相談会を実施するなど、地道な活動が重ねられ、人権問題に関わる啓発活動などを実施しているようです。「人権」と一言で表現したとしても、その中身は幅広で奥が深いですね。議員活動を通じても「人権」に関わる課題などに向き合うこともありますが、こうした問題を議会の質問で扱うにはとてもデリケートでセンシティブな課題でもあり、難しさも感じます。

 

さて、今、平和・人権課では市民のハンドスタンプを募集しているようです。「ハンドスタンプ」…つまり「手形」です。「手形集めしている」と言われた方がわかりやすいのですが、「ハンドスタンプ」募集中。

 

市民の皆さんの手形を集めて、アート作品にしちゃおう!…という取り組みだそう。市制50周年記念事業の一つとして、市民参加型で実施する企画になっているようです。確か、広報などでも掲載されていた気がしていて、「ふーん」とは思っていましたが、担当している職員さんから「このアート作品をつくることになったきっかけ」や「目標1000を掲げて、手形を集めていて、なかなか苦労している」というエピソードを聞きまして、私の手形も応募するつもり。応募した手形は間違いなく、漏れなくすべてアート作品になっていくわけなので、せっかくの機会なので記念に。よかったら、ぜひ、ご応募を。ご検討ください。

 

作品を制作してくださる田川誠さん、深沢慎也さんは、アートを通じ平和の大切さを伝える活動を重ねておられる方のようですね。市制50周年に合わせて、どんな作品が完成するのかしら?…と楽しみです。制作現場にもむしろお邪魔したいくらいです。なにせ…幅9メートル、高さ1.8メートル…大作になるまでの道のり…過程もまた共有されるといいのになあ。

 

 

昨年度も田川さん、深澤さんとともに平和・人権課で取り組んだワークショップの模様が動画になっていました。とても好評だったようです。私は見逃していましたが。

 

朝採り生みたてのたまご。平飼いの卵で、自然に逆らわないで育てた鶏のたまご。大きさもまちまち、卵の殻の色も個性的…卵はいつも食べているのに、なぜか、不思議といつもとは違う感謝の気持ちがわいてしまう。「いただく」ということをもっと大切にできる社会でありたいですね。