少し寒さが和らいで1月最終週が始まりました!

とても冷え込んだ週末でした。今日は久々に青空を見たような気もするくらい。一応、ステイホームを心がけつつ、新年のごあいさつがてら「ほうれんそう」のポスティングもしています。そして、また、オンラインを活用した学習会などが活発化していて、気候変動問題、一時保護所の問題、海洋汚染問題、遺伝子組み換え・ゲノム編集問題、地域のコミュニティと教育…といったセミナーやら意見交換などにも参加もしています。

今日は午後から、10月に「5G・電磁波問題」について、お話を伺った「電磁波問題市民研究会」の網代太郎さんがお越しになり、多摩市が12月議会に「5G基地局の設置に関する陳情」に関連し、議会として「趣旨採択」の結論になった経過につき、ヒアリングに来られましたので、社民・ネットの会の伊地智さん、岸田さん、それから環境政策課の課長も同席をいただき、この間の経過についてお話をさせていただきました。

他市では「電磁波問題」に関連しては、「総務省の基準があって、一地方議会(あるいは一市民)がとやかく言うことではない」とする姿勢により、冷遇されることも多いといいますが、多摩市議会があるいは、多摩市が「電磁波問題」について、過敏症の市民の気持ちに寄り添った対応をしているということは「珍しい」ようです。

今回、市議会が陳情を「趣旨採択」というかたちで全会一致にまとまったことに注目をしてくださっているようです。他市の議員の方からは「趣旨採択」というのは「採択ではないのだから、それほど効力はないのではないか」とするご意見やご指摘もいただいたのですが、私個人的には今回の趣旨採択については「過敏症の市民の方の存在を否定するのではなく、そのうえで、私たちができる対応を考えていこう」という点で委員会の中では議論を重ね、一致していると考えていて、その意味では「前向きな次の取組み」に向けてスタートラインを作れたのではないか…という意味で、決して何の効果も効力もない…とは思っていません。

ということをお話をさせていただくとともに、もちろん、外せないこととしては、もともと、多摩市には「携帯電話等基地局の設置に対する要請行動」を重ねてきた歴史があり、その裏には当時の市議会での「携帯電話基地局の設置に関する陳情(これも基地局に対する懸念を訴える内容)」に対する今回と同じく「趣旨採択」という結論があったこともお伝えしました。今回のような対応ができたのは、「議会と行政と、そして、課題を訴えてきた市民の運動や活動」というそれぞれの経験の積み重ねがあったから…と説明されていた伊地智さんからの説明にも「うん、その通り」と思いましたし、同感です。また、「環境部としての姿勢」についても話が及びましたが、確かに、環境政策課長の勉強熱心さについては、頭が下がる思いでもありました。

何しろ、今回の陳情を審査した生活環境常任委員会は議長、副議長、監査委員と三役が揃っていることの心強さなどもあったり、いろんな意味でめぐりあわせが良かったとも言えますね。そして、市長自身の考え方も行政運営にはとても反映されていくと思っているので、市長も「市民目線」を比較的重視しながら、原発や放射能問題にも対応を重ね、今でも「放射能性物質検査」も継続していることからもわかるよう、「国の安全基準が示されていたとしても」という点を乗り越える姿勢にもさほど強い抵抗を持たず、職員さんの対応力が発揮されたことも今回のポイントと考えています。

ということで、私もこの間、一連の流れの復習ができて良かった。あともう少し、先日のブログにも書いたように、今回の2つの陳情に対して委員会としてもできることを探っていきたいと思います。

今日は定例の学習支援のボランティア。「密にならないように」と配慮をしながら、それでも、この日を励みにしたり、支えにしながら日々を過ごしている子どもたちもいると思っているので、スタッフはがんばってます。ほんの少しだけお手伝いをして、帰宅。明日は来年度の予算についての説明があります。厳しい予算組になるとは聞いていますがどうなっていくのでしょうね。説明を聞いてみなければわかりません。