少しずつ進む。

暑さが少しだけ和らいだ週末にマンションのお祭り。3年ぶりの開催でした。一番違うのは…みんなが「マスク」。それでも、酷暑が続いている中でホッとするように気温が下がってくれたので、ある意味…気持ち楽でした。マスクをして、みんなが盆踊りを楽しむ姿を見ながら…熱中症で冷や冷やする気持ちも少しは軽くなっていたかもしれません。

「子どもたちのためにもお祭りを開催してあげたいなあ」と話している方がいて、心底同じ想いで頷いていました。スタッフの一人としてちょっぴりのお手伝いをしていて、全体の雰囲気を感じることができたとは言えませんでしたが、沸いたひとときだったと思います。お祭りののち…夜のやぐら。

「夢から覚めた夢」…のようだと思ったのでした。「密になるな」「人から離れて」…をそっとそばに置く気持ち(もちろん、感染症対策としてアルコール消毒やら、マスクやらは必須でしたが)。これもまた「夢」みたい。

毎年行事となり、関戸公民館を中心に開催されていた「地域ふれあいフォーラム」が衣替えして…「地域ふれあいまつり」となり、リ・スタート。和太鼓の演奏。発表の場はもちろんのこと、コロナ禍にあっては練習も思うようにはできなかったんだろうなあ…想像に難くありません。こうして、みんなの広場で演奏が行われることに喜びがあります。聖蹟桜ヶ丘地域を中心に活動されている「鼓桜」のみなさんによるパフォーマンス。たまたま通りかかった方が「いいねえ。太鼓」とおっしゃっていたことも印象的でした。

「ふれあいフォーラム」ではなく「ふれあいまつり」にした理由。シンプルに言えば「にぎわい」をつくるためのイベントであって、「フォーラム」という名称がちょっと重たい感じがしたからなのかもしれません。市民が主体となって開催していて、「多摩市らしい」と言えば多摩市らしい。

個人的には「公民館」が「公民館」としての活動をアピールできる機会にもしてほしいと感じたので、そこは課題です。場所を貸すだけが「公民館」の活動ではないので。

いずれにせよ、私たちがこうした光景を目にする、音を耳にすること自体に懐かしささえ感じるのかもしれません。その後、パルテノン多摩で開催された多摩市合唱祭にも足を運びました。リニューアルオープンの大ホールの舞台。壇上にいらっしゃる出演者の皆さんはどんなお気持ちだったのだろう…と思います。「コロナ感染者が増えてきたから『中止』」とならなくてよかったと胸を撫でおろしておられる方のほうが多いかもしれません。

「マスク着用のまま歌う」

私には舞台上の景色に心が痛みました。「まだ、思いっきり歌う」ことはできないのだなあ…と。パフォーマンスも半分くらいかなあ。それでも、歌うことの楽しさや喜びが伝わってきます。やっぱり、発表する場所、腕前を披露するというのか、日ごろの成果を発表できることは大切だと感じます。それを励みにして、練習も積み重ねてこれるので。「わああ、大ホールがシックな感じに変わってる。」という声を小耳にはさんだりしました。

「もう少ししたら、花が咲く」…とお裾分けいただいた「サフランモドキ」が咲きました。別名というか、「ゼフィランサス」というのが正式名称なのかな。透明感のある花びらの色。風に揺れる姿が涼しげです。久しぶりにベランダが明るくなりました。

コロナ禍…出口が全く見えません。「ウィズコロナ」で進んでいくことしかないのかもしれませんね。今度の週末に市民体育大会の開会式が行われる予定で全議員宛にご案内をいただいていたのですが、やはり規模を縮小して行うこととし、議員の出席はやむなく取りやめとなったようです。

でも、前へ進んでいく。前には進んでいくんだなあと感じる今日この頃。じっとしているわけにはいきませんから。そんなわけで、明日は…見に行きたい場所があるので、会派のメンバーも誘って見学してきます。