学校でワクチンの集団接種はやめてほしい。

昨日も新型コロナウイルスワクチン接種の予約が行われました。約5500人分でした。電話でも予約が取れたということで、市民の方から連絡をいただいたのですが、それでもずっと電話から離れられなかったとのこと。この次は6月23日で予約できる枠数が約13500人です。希望される方は接種することは可能ですので、慌てずに予約いただければと思います。

今日は本会議でした。粛々と議事進行も進んだので午前中には終了しましたので、午後から時間を有効活用できました。今年は梅ジュースを作ってみようかと思って、まずは1キロ購入。きれいに洗い、へたをお掃除して、一つ一つ優しく実を拭いてから乾かしてから冷凍してみました。お砂糖をたくさん使うので、作るのを躊躇してきましたが、自分でもやってみたいと思うのはコロナ以降のステイホームによる心境変化かもしれません。

さて、本会議で行われた補正予算の審議の際、ちょっと内容とはかけ離れてるかもしれない…と思いながら、最近、ニュースなどでも話題になっている「学校における新型コロナワクチンの集団接種」のことについて市の見解を確認しました。「集団接種はあり得ない」「集団接種には慎重になってほしい。やめてほしい。」という声が複数の方から寄せられています。ワクチン接種に前のめりになっている状況にあり、様々な理由から「ワクチン接種を希望しない選択」をされている方の肩身がますます狭くなっているようにも思います。ワクチン接種は義務ではなく、あくまでも任意…しかし、「任意接種」であることが強調されることはほとんどなく、マスコミなどでも耳にする機会が少ないような気がします。

現在のところ、多摩市では学校における集団接種については慎重に検討し、対応する必要があるという見解でした。「打たない選択をした子どもが差別されることのないように」…ということでしたが、「打たないほうが嫌な思いをしてしまう」という意識が述べられた気がしまして、そりゃそうだよな…とも思いました。接種をしてもいいし、接種をしなくてもいいのですに、接種しないほうが「嫌な思い」になるのはなぜなのか?…が問題であると私は思うのです。

いずれにせよ、市教育委員会では個々人の選択を最大限尊重できる対応をすべきであり、学校での集団接種は誰が接種して、接種しなかったのかが特定されてしまいますし、望ましくない対応であると私は思っています。接種をしたい場合には個別にかかりつけ医などで対応できる選択を取るべきです。

「現段階では」ということもありつつ、市の教育委員会としては学校における集団接種に対し、具体的な検討を進めている段階でもなく、慎重な協議に入っている段階でもないことが確認できたように思いますが、

それにしても、「接種した人に特典」というようなサービスを考え出して、経済活動を喚起しようとする取組みも出てきましたね。「接種しても接種しなくてもいい」というのが基本的な考え方というか原則になっているにもかかわらず、こうした呼びかけも受け容れられてしまうのかと思うと、悲しい。分断を感じさせられます。

文部科学省の大臣は慎重姿勢を示しているということです。当たり前のことだと思っています。良識ある対応を進めてほしいと思います。ワクチンの接種は「任意」であることがもっと理解されていく必要があると考えています。