学んだことを少しでも還元したいと思う。

南多摩5市(八王子、町田、日野、稲城そして多摩市)の議長会で研修会がありました。東京消防庁航空隊の立川にある基地からヘリコプターに搭乗。上空から東京都を眺めるという経験をさせていただきました。

ヘリコプターとか…地上に足がついていないのはどちらかというと苦手。ふわっと離陸したときから、着陸するときまで…始終ドキドキして、フワフワした気持ちになってしまいました。普段、乗り物酔いはしないのですが、穏やかな天候で揺れは少なかったものの、プロペラの音と振動と・・・非日常の体験だったからか、飛行を終えて、頭が若干クラクラっとしておりました。

上空からみる景色。高層ビルの建っているところ、中層のビル、戸建て住宅が密集しているところ等、都市計画図がふと頭に思い浮かびました。稲城市から多摩市に入ると、一番最初に目に飛び込んで来るのが、ブリリア多摩ニュータウンの塊。目立ちました。

そして、市役所もちゃんと捉えることができました。23区上空よりも、住宅と住宅の間にすき間があり、窮屈感を感じさせないのが郊外だなと思いましたが、やっぱり、多摩市の「みどり」は特徴的。住宅が「みどり」に囲まれていることがよくよくわかりました。

お昼をはさみ、東京消防庁第9消防方面本部ハイパーレスキュー隊の基地へ。多摩ニュータウンに近い八王子市鑓水にあります。この場所は昨年から一部施設をオープンしていますが、施設全体がようやく完成したとのことで来月3日にはお披露目の会が開催される予定です。ハイパーレスキュー隊…消防救助機動部隊というのが正式名称ですが、歴史や組織体制、保有する車輌とその機能などの話を伺った後、実際に見学をし、防護服などを見たり(とても高価そう…)、実技も披露していただきました。

最新鋭の設備など、すごい技術に支えられていることを認識しましたし、「訓練に終わりなし!」と日々奮闘されている隊員の皆さんの姿にも頭が下がる思いでした。訓練があってこその本番…訓練の延長線上にあるのが非常事態ですから…。

そんなわけで、こうした場所が多摩市にも比較的近い場所にあることは心強いとも感じました。今回の研修は、八王子市議会の伊藤議長さんに大変お世話になりまして、八王子市議会事務局に皆さんにアレンジをしていただきました。南多摩5市の交流もかねて議長として出席をさせていただいておりますが、この場で取組んでいることや学んだことを少しでもわが市議会に持ち帰り活かしたいものです。改めて、多摩市議会の皆さんとも一緒に視察を行いたいと思った次第です。

町田市議会の吉田議長が早速、研修風景などお写真を送って下さいました!ありがとうございます。インターネットを武器にするという吉田議長は非常にユニークな議長さんで「最近、インスタを始めた!」とおっしゃり、「インスタ映え!」について話しが途切れず語っておられたのが印象的でした。

こちらの視察を終えてから、パルテノン多摩の博物館機能について、議員有志の皆さんでヒアリング。生活者ネット・社民の会の皆さんの呼びかけでした。こちらに間にあって合流できてホントよかった。今後、パルテノン多摩にどんな博物館機能を設置していくのか?そのためにどのくらい力を入れるのか?…その方針が問われることを再認識し、皆さんと共有することは大切で、やはり総力を挙げて取り組むという意味を感じたひとときでした。実は、パルテノン多摩の収蔵庫、4階であまり使われていない部屋などの存在・・・・「見学したのは今日が初めて!」という方もいらっしゃったので。パルテノン多摩大規模改修についても、もっともっと「議論を深めて」いかねばならないと感じています。