子ども時代の体験や経験。

20150727

立派な白桃!ちょっと歪んだ満月のようです。この季節は毎週の生協でも欠かさずに注文しています。甘すぎるのもおいしいですが、少し熟していない歯ごたえのある桃にも味わいがあります。

千葉の富浦方面までキャンプに行ってきた娘が帰宅。3泊4日の海での体験・・・やっぱり、子どもの感受性と言うか、山も海も経験し体験することが大切なのかもなあって思いました。今、多摩市教委は海方面での自然体験はNG(まあ、いろいろな危険性があるということだと思っていますが)ですので、いずれも山方面での学習活動となっています。でも、「海」の体験もまた、子どもたちにとって測り知れない経験として残っていくものかもしれません。

子ども時代に見えないところで磨かれる感性。これが何にも変えがたく大切なんだと思っています。そして、それは「解決できないこと」と出会う体験を通じて得られるものがより大きいような気がしています。自然の中には解決できないことがとてもたくさんある。そこにあるちっちゃな不思議に気がつく力、そして探究すること・・・今の子どもたちには・・・・私が子ども時代にもその機会が少なかったかもしれません。例えばテレビゲーム等を通じて、一度、死んでしまった人がリセットすれば復活するみたいな・・・・大人にとってはバーチャルな世界であっても、子どもたちにとってはバーチャルなのにリアルと受け止めてしまったり・・・ということですね。そんな指摘は私がするまでもなく、多くの専門家が警鐘を鳴らしているところです。
これから、ICT当たり前。多摩市でも各小中学校に1クラス分のタブレットが配備されていく。子どもたちは、「デジタルネイティブ」となっていく。使い方を教えなくても、電子機器をスラスラスイスイ使えちゃうみたいな・・・・そんな時代は既に到来しているので、その中で、子どもの失ってはいけない感覚と感性をどう育んでいくかが課題だと思うのです。そう考えると、「自然体験」というか、土と触れることを原点とした学習をどう取り入れていくか、その工夫がものすごく重要になっている気がするのです。今日はそんな話題を中心にした意見交換をする時間がみっちりと確保され、さまざまな示唆や視点をいただくことができました。

 

あわせて、本日急遽参加することができなくなり、資料のみ分けてただいたのですが、「子どものインターネット依存の現状と対処」という学校保健会主催の講演会がありました。独立行政法人国立病院機構の久里浜医療センター、中山秀紀医師からのお話を聞くことができず残念でしたが、資料にはインターネット依存の治療者は中学生から大学生が最も多いと書いてありました。「いつになったら、スマホを買ってもらえるのか?」という子どもにせがまれる時代。親がどこまで「本人所有」の通信機器の必要性を認め、そして持たせるか・・・各家庭の考え方に寄るのだと思いますが、「持つ必要がない」と言い切れる自信をいつまで保持することができるか?・・・・ここ、私にとっても試練だなと感じています。きっと、本心開けば「子どもに持たせたくない」と考えている保護者も多いと思うんだけどなあ・・・。

 

7月も最終週に入りました!暑さに負けず・・・・今朝は永山駅で定例の街宣活動をしたのですが、夏休みモードで人が少ない気がしました。