子どもの貧困対策法から8年。

以前よりも少し小さめになったかもしれない…とはいえ、このアップルパイはとてもおいしい。リンゴ半分を丸ごと楽しめます。聖蹟桜ヶ丘の神戸屋キッチンでタイミングの良い夕方に行くとタイムセールで買うことができます。ラッキー。

今年で、子どもの貧困対策の推進に関する法律が成立してから8年目ということで衆議院会館で開催された集会をオンライン視聴。国会議員のみなさんが「超党派で取組を進めてきた」とおっしゃっていましたが、「もう8年間も取り組んでいるのか」という思いになるのは私だけでしょうか。そして、この8年の間に何が改善されてきたのか。

確かに「子どもの貧困」という言葉に対する認知度も上がり、居てもたっても居られずに行動する人も少しずつ増え、地域でも「子ども食堂」をはじめ、子どもの居場所をつくるための取組みが進んできたとは思う一方で、子どもたちの置かれている環境は良好になってきたと言えないような気がしてならないのは私だけではなさそうです。もちろん子どもの貧困率のデータをからも、政策効果が表れていると言い難い数値になっていて、支援の現場を支えるボランティアの皆さんの志を後押しできるような状況にはなっていないのもまた現状ではないかと感ずるのです。

新型コロナウイルス禍で光が当たった「ひとり親世帯の貧困」。食糧支援なども話題になりました。当初から、私は「ひとり親世帯だけの問題ではない」と主張していて、「ふたり親で低所得の世帯」への支援も必要だと訴えてきましたが、ようやく国も動き、そして、市も動かざるえなくなったわけですが、とかく「貧困」に限らず、子どもたちの育ちの環境は「ますます良くなっている」「ますます良くなっていく」という話しを耳にする機会のほうが少ない。

そして、「子どもばっかり」と言われてしまいます。私も自分自身がずっと「子ども政策」を中心にしながら取り組みを重ねているので、「高齢者のことも忘れないでほしい」と‛たまに’ではなくて、結構な頻度で言われることも多いのです。

さて、昨年は新型コロナウイルスで中止でしたが、緊急事態宣言も解除になったところで、中央大学のキャリアデザインの授業が再開となり、今週水曜日にお邪魔することになっています。いつから始めたのかわからないほどですが、もう8回とか、9回目くらいになるのではないかと思っています。毎年、私だけは年齢重ね、大学生との歳の隔たりを実感していて、ついに…我が子の年齢と変わらないような大学生たちに話をすることになるのか…。と思いながら、先週くらいから、プレゼンのための資料を作成しているのですが、これがなかなか終わらなくて、今日に至る。

「ジェンダー、子育て、ワークライフバランス」というテーマはなかなか難しく、ここへ来て、環境が随分と変わっているのでそろそろ私の出番も終わりになるかなとは思っているのですが、今回のプレゼン資料を作成しながら痛感させられるのは「女性の貧困」問題ですね。そして、まさに、そのことが「子どもの貧困」にもつながっているということ。深刻です。先だって、公表されたばかりの「男女共同参画白書」からも。「コロナ下の女性への影響と課題に関する研究会」…国も問題意識がないわけではなく、何もしていないというわけではなく、こうした研究会なども開催されているのです。

資料を作成するにもいろいろ見るべきものがあって…デジタルデトックスしないと、心と身体のバランスを保てないなと思っているところです。

そして、忙しくなってくると食事がおろそかになりがちで、腹持ちの良い「ゆでたまご」となる日々…。今日は沸騰したお湯に入れて、4分だけグツグツして、すぐに水で冷やして、半熟に。おいしかったのでした。この作り方がおススメです。