子どもたちの居場所。

今日は決算審査は分科会で施策評価をめぐり質疑や意見交換が行われました。私は子ども教育分科会で参加というか傍聴というか…。隣席に橋本由美子議員がいて下さったので、時折、耳打ち?…しながら、記録係をしておりました。ちなみに、別の委員会室では健康福祉分科会が行われていました。

子ども教育分科会では「子どもたちの放課後」をテーマにし、それに関連し、「児童館、学童クラブ、放課後子ども教室」の各事業も評価をしました。それぞれの事業実施状況などについて、現場の見学や担当課へのヒアリングを重ね、今日の結果に結びついています。やはり、まずは「学童クラブ」については待機児童解消に向けた取組みが急務と言えます。もちろん、ここ数年、学童クラブの増設ラッシュ!…担当課も必死になっておりますが、なかなかニーズに追いついていない状況も見受けられます。それでも私たち議会はその奮闘ぶりを評価しています。働く保護者にとって学童クラブは必要不可欠。「今日は鍵を忘れていないかしら?」「ちゃんと自宅に戻れているだろうか?」などと考えていては、仕事どころではありません。低学年の場合は特に…。ですので学童クラブは安心して仕事に臨むためにも確保していくことが必要です。

さて、学童クラブ問題は「頑張れ!」という感じですが、私たち分科会で今回話題にし、改めてその重要性を確認できたのは「児童館」のこと。子どもたちを取り巻く環境、保護者の子育て環境も含めてですが…これからますます重要になると考えます。単なる子どもたちの遊びの指導をする場だけでなく、地域づくりなどを縁の下で支えてきた職員の存在や学校に足が向かない子どもたちをフォローし専門機関につなぐ役割など、かゆいところに手が届くような仕事、地域の現場ですので市民とも日々日々顔を突き合わせている職員さんたちが「ちょこっと」手助けしていることって多い…もう一度、その存在意義を共通認識し、配置する職員の確保、人材育成にも取り組んでほしいと総括しました。

そして、「放課後子ども教室」については、現状に照らして考える時、継続して発展させることへの難しさを指摘し、持続可能で保護者ニーズにも応えられる体制(週5日開催を望む声もある)にしていくためにはどうすべきか?も含め、人的確保、財政措置も含めて考えてほしいとまとめました。

子どもたちの放課後環境を改めて見てみると、市の取組みも出来る限りのことはやろうと努力していると評価できます。ただ、今、子どもたちに必要なこと。それを「子どもたちの居場所」という言葉に置き換える時、「場所」だけの問題だけでなく、心もよりどころにもなる「人」の存在が大きい。ここにも目を向ける必要があると考えています。

 

そんなことで、夏休み中はお休みしていたので久しぶりのハーモニーカフェ@諏訪小学校でした!今日は「みんなdeつくるスペシャルカレー」がメニュー。地域のボランティアさん、小学校のママたちも子どもたちと一緒に調理をしたカレー!写真を撮るのを忘れてしまいましたが、絶品♡でした!

そして、これまた今回からの新しい取組みで、和太鼓の演奏も!「雅武者」のみなさまがいらしてくださいました。最初演奏が始まった時は、ちょっとしらけ気味を装っていた子どもたちでしたが、奏者のみなさんたちの絶妙なリードもあり、子どもたちも和太鼓に触れるひととき…。その時だけは持参していたゲームから離れて、とても楽しそうに叩く姿。見ていてうれしかったです。大人からバチを渡されるときの恥ずかしそうな顔、ハニカミながらも太鼓をゆっくり叩いて、でも最後には思いっきり叩くようになれた子ども…子どもたちの表情の奥にいろんな感情があるような気がしました。

そして、ハーモニーカフェを支えるメンバーでもある荒谷議員も。すごくうれしそうな笑顔過ぎて!ご一緒されていた息子さん以上に喜んでいた気がしまして。

今日はひょんなところでの知り合いがハーモニーカフェの見学に足を運んだ下さり、「盛況でびっくりした!」とおっしゃっていました。そして「学校でこんな風にできることにビックリした」とも。

 

そう。

 

学校でできるのは校長先生、副校長先生をはじめとした先生たちの理解があるから。今日は調理室もお借りするわけなので。こばと第一保育園の園長先生と学校との信頼関係もあり、こうした場を継続できるのかもしれません。こばと第一保育園から小学校へ上がり、そしてまた、小場と第一保育園を経営する法人による学童クラブに通っている子どもたち…「育ちの連続性」ですね。子どもたちは園長先生に会い、園長先生から声をかけてもらってうれしそう。そしてまた保育園で親子を見守ってきたからこそわかることもたくさんある。ハーモニーカフェにいる数時間はとてもあったかいです。私も少しずつ子どもたちと顔見知りになれるのもうれしい。

 

家でもなくて、学校でもなくて…子どもたちにとってのサードプレイスはどこ?…今日の分科会では「サードプレイス」という言葉が一体何なのかよくわからない…とするご意見もありましたが、私は地域の中に大人にも子どもにもサードプレイスがあったらいいのになと思います♪