多胎児へのサポート「多摩市」が大絶賛される。

今日はオンラインにて女性地方議員の勉強会にて「多胎児予算審査のチェックポイント」を学びました。講師はNPO法人フローレンスで多胎児の支援をされている市倉加寿代さん。昨年もお話を伺ったことがあります。多胎児…という言葉はあまり聞きなれないかと思いますが、「ふたごちゃん」「みつごちゃん」…ということです。ふたご、みつごの子育てというのは私には想像を絶する大変さがあるのだろうと思っていますが、なかなかその大変さが理解されにくく、そしてまた、少数派であるママやそのご家庭の声が取り上げられにくいというのもあります。市倉さんたちの活動によって、国、都、そして各市区町村でのサービスが拡充されてきたというのは事実であって、多摩市議会でもそうした動きを背景にしながら、質問でも多胎児へのサポートへの言及がされるようになっています。

ちょっと見にくい写真をアップしているのですが、こちら、市倉さんのツイートです。「多摩市の多胎児家庭への移動経費補助、市役所から対象家庭に電話くれて、会う日調整したら、PASMO2万円分を持ってきてくれるの超良くない?これくらいさらっと簡単でいいのに。超スマート。設計者素晴らし!!」…ということなのです。多摩市が大絶賛されているのですね。今日の勉強会の中でも改めて紹介をしてくださったのですが、もともと移動することが大変なご家庭に対する支援であるのに、「わざわざ取りに来てください」という制度設計はナンセンスだなと思っていて、ちょっと考えてもみれば、どうすればいいのかもわかりそうなものだなあ…とも思ったのですが、しかし、ごく普通の当たり前の感覚もひとたび行政の内部で事業化されるときには「取りに来てください」が一般的になってしまうのかもしれませんね。

ちなみに多摩市では(多胎児家庭支援のための移動経費の補助)、新生児訪問の時、そしてまた、1歳、2歳を迎える誕生日に合わせて、健康センターから保健師さんが対象のご家庭に出向いてお届をすることになっています。詳細はこちら。東京都の制度を活用したものであって、東京都からの補助がなくなっても、多摩市が継続するかどうかについてはまだ先の判断になるとはいえ、いずれにせよ、同じように東京都の制度を活用していたとしても、各自治体によって制度設計が違ってくる、市民がどう手続きするのかについてはやり方が異なるということなのでしょう。他市の制度設計を調べたりはしていないので、他がどうなっているのかはわかりませんが、こんなにも多摩市が大絶賛され、市倉さんによれば反響も大きい!ということでした。ちょっとうれしいですね。

新型コロナウイルス対応ばかりに追われているように見える健康センターですが、ホント、他にも幅広くさまざまな事業展開をしていることを認識しなおすこともできました。子育て家庭への支援については、コロナ禍かどうかは関係なく、孤立している親子がいないかどうかを丁寧にフォローしていく視点が欠かせないと思っています。

午後から、議会の災害対策連絡会があり、傍聴しました。連絡会自体は各会派の代表者がメンバーとなっていますが、その他議員も参加ができます。ワクチン接種にむけた準備状況などについて説明がありました。これに関しては、きちんと「選択制であり、希望者にのみ接種」ということをしっかりと示してほしいと考えています。強制されるものではないことを。

今日の連絡会には医師会長の田村豊先生が出席くださり、多摩市の現状についてお話しをいただくこともできました。ワクチンについては、長期的な視点で見た時にはその副作用がどのように表れるかなど、「まだ、誰もわからない」とおっしゃっていたことは正直なところでしょうし、正しい情報でもあると言えます。また、ワクチン接種した時の副反応というのは、必ずしも「ワクチンが理由とも限らない」という指摘もされていたように、ワクチン接種をしたことによって表れてくる副反応や副作用について「ワクチンが要因」だと立証することがどれほど難しいことか…。だから、怖いんですが。それから、ワクチンについてはその効果はだいたい6か月くらいと思われるということも伺いました。

新型コロナウイルスについては、多摩市でも医療崩壊寸前とも言える状況と受け止め認識をした対応が求められるとおっしゃっていました。とにかく日々の行動というか振舞いに気を遣っていくことが大事ですね。自分のためだけでなく、周りの人のためにもです。