‛多様性’を理解できていない大人が学ぶことが先。

市内小学校PTA連合会が永山公民館と主催した講演会に参加しました。3年ぶりの開催とのことでした。講師が星山麻木先生でしたので、聞き逃すことはできないな!と思ったからです。常日頃、先生が接している子どもたちの実態に基づく、数々のエピソードは説得力があり、私たち大人がいかに多様性への理解乏しく、子どもたちを息苦しくしているかを知らせてくれる。毎回、講演を聞くたびに、反省することも多い。

とかく、多様性の大事さはあちこちで強調されているにもかかわらず、そのようになっていない現実。子どもたちに必要な声掛け、あるいは見守りができていないのは大人、そして私だなあと。講演で紹介された大橋美沙さんの「かなわね」、購入しようと思います。当事者の抱えている想いをわかった気になってはいけない…いつもそう言い聞かせているのですが、その立場になってみなければわからないことが山とあることを肝に銘じ、一つひとつの事象に向き合う努力を怠ってはいけないですね。

星山先生はいつも「大人が学ばないといけない。私たちが知らなければならない。」とおっしゃっているのですが、私たちが受けてきた教育は言ってみれば「時代遅れ」。

「みんな違ってみんないい」を子どもたちに暗記させるのに、「みんなと同じように」を求める矛盾に満ちた状況にそもそも子どもたちが戸惑っていることに気がつかないと。大人社会の「同調圧力」が子どもたちの社会にもじわーっと浸透している。私たちは生まれた時から一人ひとりであり、例え、親と子であっても「違う」ことをもっともっと意識することが求められそうです。

 

明るい選挙ポスター展があったので、足を運び、子どもたちの力作を見てきました。力作ぞろい。子どもたちがみな、「選挙」のことを考え、ポスターを描いたんだなあと思うとホント、甲乙つけがたい。

「その一票で戦争を終わらそう」…子どもたち、世界情勢にもちゃんと敏感で、受け止めているんだなあ…と感じる作品。

「選挙とは自分が前に進むための歩みの一歩」…なかなか考えさせられる言葉。一歩の歩み…踏み出すことを後押しできるような政治になっているかなあ…とか。

そして、今日は一年に一度…東京都の選挙管理委員会に政治団体の収支報告書の提出へ。都庁はやっぱり規模が違うなあと毎回感じておりますが、この建物もいずれ建て替えが必要になるのかあ…とか思いながら、見上げてしまいました。多摩市役所の建替えについても、着々とコトが運んでいるようですね。明日は来年度予算案の説明が行われる予定になっていますし、そろそろ、3月議会に向けて一般質問の内容もまとめていかないといけないなあと思っています。そして、明日で一月も最終日を迎えるなんて、早いなあ。