図書館は未来をつくる。

 

本日は休会でしたが、来週から始まる委員会での審査に向けて、会派で打ち合わせをし、それから私…「必ず、見に行かないと!」と思っていた映画「ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス」鑑賞すべく、岩波ホールへ。一人でも見に行くつもりが、「エキブ・ド・シネマの会」に入っている先輩とご一緒できたのでラッキーでした。

「素晴らしい!」という前評判どおり、期待を裏切らない内容とは言え、3時間25分の長さは最後まで集中しきると脳みそが飽和状態になります。しかし、「図書館がなぜ必要か」の真髄が伝わるドキュメンタリー。図書館を支えるスタッフのプライドと言うのか、「何のために図書館があるのか」に対する理解、そして使命感にあふれた日々の仕事への意気込みや構え・・・日本の図書館とは明らかに‘違う’。実はまだ…読んでいなかった「未来をつくる図書館」で復習しようと思っております。そして、運営費について、寄附で支えられているという点もまた、日本とは全く違う。

しかし「違う」「違う」「違う」…と驚いているだけでは、まあ、それでおしまい。多摩市の図書館も「その素晴らしさ」に一歩ずつでも近づく運営をしてもらいたい…そのためにどうすべきかを考えたいものです。支えるスタッフの人材育成はもちろんのことですが、「こういう図書館にしたい」というイメージの共有を図っていかなければ、なかなか地に足つけた取組みにはなっていかないことでしょう。きっと、「どんな図書館をつくるのか」という議論の先に、図書館は直営か、民営か…みたいな議論への答えも出していくことになるんだろうとも感じたのでした。「直営だから素晴らしい」ということもまた、実は幻想かもしれない。ただし、「直営だからこそできる」あるいは「直営でなければできない」もあるにはあるのですが…とは言え、そのことが意識され実践されていかなければ、やっぱり「直営で存続させる」ということが難しくなっていく時代だと感じています。

ただ、やっぱり私…図書館は教育機関として存在し、民主主義を発展させていくための存在、下支えをする場所…だから、「図書館は未来をつくる」と思ってます。

フェアな立場を貫いていく。会派「フェアな市政」…のぼり旗を新調し、今週は一週間頑張りました!