問われる議会と議員。

今日は12月定例会に先立つ議案説明でした。議長副議長に対しては、全議員に説明するよりも前にワンクッション置くために?…先週末金曜日に説明を受けておりました。

「全議員より前に議長や副議長が説明を受ける意義と意味とは?」

今のところ、何のために先立つ説明を受けるのかがわからないというのが現状です。仮にも、何か問題点を感じ、指摘等をすれば、全議員に対する説明の前に修正したり、見直したりするところはあるのでしょうか?

他市ではどうなっているのでしょうか。他市議会の議長さんとの交流会などで聴いてみたいと思います。議長の役目とは何か?・・・「議長は決して飾りではない。議長は議会をつかさどる重要な役割。」として、わざわざ議長室まで足を運び、そのことを強調された記憶もあります。何かの折には「議長なんだから。」とか言われることもあります。

しかし、行政あるいは市長にとっての議会あるいは議員とは…を考えさせられるのは、あるいは「議長」という立場はどう認識されているのか?が肌感覚で実感させられるからです。ほぼ毎日、議会に足を運び、半年余りの間ずっと様子を見てきたからかもしれません。「議長さんなんだから」と言われますが、よりよい市政運営のための「議会」の存在が行政にどう認識されているか・・・まあ、議長室にいれば、痛いほどわかるというものです。

そしてまた、行政にとっての「議会事務局」についても、結局・・・・相対する議会の事務をつかさどっている重要部局としての位置づけであえるかどうかも、全身で感じさせられる良い経験をしているとも言えるでしょう。地方議会の存在意義を高めていくこと、そのことを通じて、より地方自治が豊かになっていくと考えている私にとっては、理想とほど遠い現実を「議長」という立場で再認識させられるよい機会なのかもしれません。

「風通しの良い市政運営」

議会だけで頑張っていても、それはできない。信頼関係を構築するために欠かせないのはコミュニケーションだと考えていますが、何か、風の周りは悪い・・・という感じがあります。気のせいならいいですけれど。

 

ということで、12月定例会に先立つ議案説明は、質疑もそれほどなく淡々と終了しました。むしろ議案説明の前に議会事務局から「政務活動費」についてのレクチャーがあり、そちらの方が盛り上がったというか…。月に2万6千円の政務活動費について、いずれの議員もかなり気遣って使用しています。不正に使用することは多摩市議会ではほぼ考えられないというか、あり得ない。それでも、監査委員からの監査を受け、改めて改善しなければならない点があるわけです。「政務調査費」から「政務活動費」と名称変更し、その定義はどう変わったのか?そもそも「政務活動」とは何か?…「地方議会の議員が行う調査研究その他の活動に必要な経費」…「調査研究その他の活動」って?

説明責任を果たすところでは議員はもちろんのこと、最終的には議長も問われることだなと思っておりますし、議会全体にも問われることですね。そのあたりは議員どうしでも意識し合い、「多摩市議会」としての在り方を確立していかねばならないと考えています。

 

パルテノン多摩の件では特別委員会が開催されました。私の「立場」はあくまでも公平に推移を見守ることだと思っています。なかなか見るのは大変かと思いますが、委員会の模様は…録画で…。

 

さて、久しぶりにこの土日は「議長公務」が入っておらず、自由に活動ができた!マンションのみなさんの道路アダプトの活動に参加し、小学校の学芸会では小さいころから知っている子どもたちの姿に胸が熱くなり、社会福祉協議会の地域まちづくり推進委員会のみなさんと「地域歩き」をしたり・・・楽しかった!