友好都市・富士見町に行ってきました!

会派メンバーと斎藤せいや議員と一緒に富士見町に行ってまいりました。せっかく友好都市になっている富士見町なので、議会のつながりも大切にしたいなあと思っていますが、議会として公式行事にして交流をする段取りをするというのも意外と大変。そんなわけで、改選後であり、富士見町を‘知る’という意味でも、訪問することの価値はあるかなあと。また、ちょうど富士見町のOKKOH祭りが開催され、多摩市からも市民の皆さんが参加する取組みなど市が実施している取組みもあるので、その視察も兼ねての訪問となりました。

今回は農業振興の取組みを伺い、それから、以前も訪問をした‘森のオフィス’にも足を運んだ後、井戸尻考古館へ。農業振興については、「多摩市とは環境が違うし、参考にならないかもしれない。」という前置きをわざわざしてくださった係長さんでしたが、「農業で人口減少を抑える」というスローガンのもとで、平成22年ごろから重ねてきた取組みの内容は聴く価値のあるお話しでした。衰退の一途をたどっていた農業を復活させていくこと、農業振興はただ単に税金で農地を守ることや農業を保護することではなく、しっかりと農業を成長させて公益を創出できるようにしていくことが大事…こうした考えのもとで「農業を産業化」していくために知恵を絞ったようです。「農業で教育と福祉を充実」…農業で雇用を創出し、農業で経済効果を創出し、農業で税効果を創出する…「農業を産業として成長させて『税収』を増加させる」という目標は「農業で農業を守る」ということにもあるのです。

「農業を農業で守る?」

ピンとこないわけですが、農業税収をあげ、その税収で農業振興を行っていくということです。今まではなかなか振るわなかった農業税収を少しでも上げていくこと、農業が自立すれば、農業振興以外のところ(福祉、教育)にも税収を充てることができるという考え方です。

特に力を入れてきた新規就農者のこと、法人誘致のこと、レタス産地化プロジェクトのこと、そして、私たちも足を運んできた「野菜テーマパーク」のこと。野菜テーマパークもこの春に実現するまでに6年間の交渉や協議をしてきたと伺いました。これからは農福連携、そしてまた「地産地消」についても「出張マルシェ」というかたちで高齢化の進んでいる集落などへはマルシェを出張させるなど次々とアイデアが湧きだしているような感じ。

少しずつ効果が発揮されているということで、専業農家が増えていること、雇用が増えていること、売り上げも増えつつあること、それにともない税収も・・・・という好循環が生まれつつあるという話も伺いました。とても魅力的な取組みだなと思ったわけですが、それ以上に、この取り組みというのか、壮大なプロジェクト(農業で人口減少を抑える)に関わってきた係長さんの情熱に圧倒されてしまいました。全国でも先進事例として注目されているそうで、視察なども多数訪れているようでした。

とても充実した内容の取組みを伺い、その後、私たちは「富士見 森のオフィス」へ。ひっそりと佇む一角がコワーキングのスペースとして活用されていて、以前にお伺いしたときよりも、定着しつつあるようにも感じました。そして、井戸尻考古館へ足を運び、これまた、考古学に対する情熱あふれる館長さんにお話を伺うことができました。友好都市の富士見町…知らないことがたくさんあることを認識することができたとも言えるかもしれません。

会派メンバーの都合をやりくりするのもなかなか大変だったわけですが、なぜ、この週末に富士見町に出かけたかと言えば、「富士見OKKOH祭り」、商工会が主催だそうですが、町の一大イベントとして開催されており、多摩市民でもツアーを募り、参加をしているからでした。職員のサポート隊として手弁当、ボランティアで30人弱のメンバーも現地で活躍している姿を見ることができました。友好都市である「多摩市」をPRするいい機会にもなっているのかなと思いましたが、ボランティアで参加している職員さんたちが和気藹々と過ごしている様子を見ることができて、これまたとても良かったなあと思います。今回は目下、大宣伝中の「ボッチャ」(多摩市内各地でも普及すべく取り組んでいます」の体験会を企画実施し、富士見町の子どもたちが楽しんでいました。

7月下旬というこの時期は、多摩市内でも地域のお祭りなどがあり、なかなか富士見町のお祭りと重なってしまい、見に行く機会もないわけですが、やりくりをして、現地に足を運んでよかったなと思います。富士見町役場の皆さん、多摩市役所の皆さんにもお世話になりました。ありがとうございました。

そんなわけで、週明け。今日は…生活環境常任委員会としての公務。懐かしいというか、議長と一緒に出席をしなければならない一大行事なんですよね…動員かなとか思ってしまいますが、すごく大げさ。

「三鷹・立川間立体化複々線促進協議会総会」(多摩市は会員ではない)と「多摩地域都市モノレール等建設促進協議会総会」が合同で行われたので出席してきました。来賓挨拶、来賓紹介だけで実に40分近く…総会の議事よりも長い…というわけでしたが、まあ、これも大事なお仕事のうちかもしれませんが、大層だなあと思ってしまいます。

参院選などがあり、自分の活動が全くできていないので、それを理由にして議会報告のニュース作成も出遅れ中。作業を進めないといけないなあと思いつつ、あちこち面白いことが身の回りにあるので、そっちに気を取られております。そして梅雨明け!いよいよの暑さが到来しております。熱中症には気を付けながらですが、冷房を入れるとどうも体の不具合が起こりやすくなるのではないかと感じる今日この頃。体力づくりも頑張らないといけないな~と。

ところで、富士見町に足を運び、そこから時間のやりくりをして、茅野市民館も見に行きました。ちょうどクラフトフェアをやっていましたが、茅野市民館のホールの使いこなし方というのはやっぱり見習うべきものがあるなあと思った次第です。これもまた勉強になったひとときでもありました。しらた満議員は「いろんなことに使えるホールってやっぱりいいなあ。」と…つぶやいておられましたが、「百聞は一見にしかず」ですね。インターネット時代・・・情報はネットからでも取れると言いますが、やはり五感を使って感じてくることほど必要なこと、大事なことはないなって思うのでした。