創造する力。想像する力。

来年度の予算について、全議員への説明会前の正副議長への説明がありました。まだ、最終の予算案が固まっているわけではないので「概要」なおかつ速報…とうレベル。とは言え、かなり内容は固まっています。

ところで、私たち正副議長はいつも全議員への説明に先立ち、一足先に話しを聞きますが、間髪入れずに全議員説明会が実施されるため、「ちょっとだけ先に聞ける」だけの話しでそれ止まりです。明日予定されている全議員説明会と内容が変更される云々…ということはありません。他の議会での話を聞くと、こうした場で議長力が発揮されることもあるようですが、多摩市の場合は決してそういうことはありません。ただ、説明の仕方にわかりにくさがある場合などは指摘はすることくらいです。これは、私は「良き伝統」だと思っているわけですが、とある場で…「議長なんだから、もっといろんなことやってもらった方がいい」なんて言われて驚愕したのは記憶に新しいことです…。議長といえども、全議員26名のうちの1名であって、「議長への特別配慮」なんてことだあっては困ります。

ただ、特別配慮というのかわかりませんが、議案あるいは大事な報告事項などについては正副議長で予め聴かせていただくことはあります。大事な報告事項などについては、どのように市議会全体で共有するかについて副議長と一緒に判断していくことが多いですね。

実はこうした全議員向けの説明会というのも、多摩市ならではの文化とも言えるかも。他の地方議会では、市長との関係が近しい会派から順番に…すべての会派に説明などを行っている場合もあれば、あくまでも事前に説明をするのは市長のことを応援してくれるいわゆる’与党’会派のみというところもあるそうですね。多摩市議会の場合は以前は市長と近しい会派順に説明が行われ、しかも一番最初に説明を受ける会派と、一番最後に説明を受ける会派とでは説明資料の分厚さが違うなんてこともありましたね。これは、私の経験上、語れる多摩市議会の事実。誤解のないように補足しておくと、全議員説明会というのは、提出される議案などについて予め説明を受けることで議員の理解を深めるために実施されるもの。もちろん、ちょっとした質問などは出されますが、実際に、私たちが質疑や質問などをするのは議会の場…。

そんなわけで、今日、説明を受けた来年度予算概要については明日の午前中に全議員で共有させてもらう場があります。ああ、1月の終わりも目前に迫り、一気に議会モード押し寄せるという感じです。

さて、今日は先週土曜日から1月末まで開催中の多摩市の公立小中学校の図画工作、美術の作品展に足を運んできました。子どもたちのみずみずしい感性などをたくさん浴びることのできる空間です。とてもおススメ。カラフル、色とりどりの空間に身を置くだけで、幸せな気持ちになれます。

諏訪小学校の作品展でも見たのですが、モフモフしたBirdは最高にかわいいです。そして、自分自身を表現している版画に目が止まりました。楽しいひととき、私にとっては非日常の空間なので。とてもおすすめです。創造する力と想像する力。子どもたちの可能性をいつまでも応援していきたいなあと思うのでした。

夕刻からは、消防関係協働三団体合同新年賀詞交換会でした。多摩消防懇話会、多摩災害防止協会、多摩危険物安全協会と3つの団体が集まり、毎年開催されているようです。議長になって初めて知る存在でもあり、こうした活動団体があり、活動をしてくださっているみなさんがいらっしゃりと…まちというのは本当に多くの方々に支えられていることを改めて認識させられるものです。自然災害を防ぐということは難しいですが、しかし、「人災」は可能な限りゼロにする。防火防災に対する意識を向上させていくことの大切さを感じるのは、昨年の唐木田での大規模な火災があったから、なおさらのこと。

それにしても、ひとたび首都直下型地震などが発生したとき、このまち、どうなるのでしょう。最近、考えさせられることですね。いつか時間があれば、参加したいのは東京都の研修。女性向けというのがいいですね。こういうときにも、問われるのが想像する力、そして時には創造する力かもしれませんね。大人になればなるほど鈍りがちなので、いつも自分で意識をしておきたいものです。