再開に向けて…児童館にヒアリング。

今朝は…「この際だから」ということで、朝イチに会派で集まって市長宛に要望書を提出。先日の議会災害対策連絡会で「各会派がそれぞれに要望を出してもらって」という議長からのお話を受け、それならば…と。内容を4つに絞り込んで提出してきました。

200529確定版 市長宛フェアな市政要望書

議会全体で合意できなかった内容ながら、急ぎで対応してもらいたいと考えているものも含め、今、災害対策連絡会で意見を出しても「6月議会の提案を待ってから」あるいは「行政の動きを見てから」という意見も出されているので、会派の中で検討してきたことや意見で出されてきたことのまとめとして提出しておこうという運びです。

市長と面会の約束をしていたわけではないので、秘書でもある職員さんに渡してきたのですが、きっと「見ることくらいはしてくださる」と思っております。その後、私は唐木田児童館へ行ってきました。家のすぐそばにも諏訪児童館があるので、明日ふらっと見学させてもらおうかなぁと思っていますが、学童クラブと併設していない児童館ということで館長にお話を伺ってきました。議員になったとき、館長が諏訪児童館にいらしたので、その時からのご縁…というのもあります。急遽、「ヒアリングしよう!」ということで決めた日程でしたが、会派では子ども教育常任委員会はしらた議員ですので、声をかけて一緒に足を運んできました。

いよいよ6月1日からリスタートということで、唐木田図書館の児童館職員さんが集合して会議をしているところ。一つ一つ、再開館に向けて、そしてまた感染防止対策を意識しながら、確認作業も行われていました。エントランスからは足跡マーク。入館するためには、児童館は利用者を把握するためにカードが必要になりますが、それとともに検温もしますし、手指の消毒もすることとなります。ソーシャルディスタンスを意識して、お行儀よく列を作ってもらう必要がありますので、床にマークが貼ってあります。

このマーク、「かたあしできるかな?」ということが書いてあったりして、子ども目線で楽しめるようにもなっていて、さすが児童館!と思うわけです。ラインで印をつける…大人向きには味気なくてもOKと思いますが、ちょっとの間の「待ち時間」も子どもにとっては苦痛ですから。

 

館長からは「再開館に向けて」の取組みや、ここ数か月の休館期間中の取組みなどについてもヒアリングさせていただきましたが、子どもたちが「密」にならずに遊べるわけがない…ということもありますし、児童館のおもちゃなども、消毒ができないものについては倉庫に入れておくしかありませんし、「せっかく来てくれても、元のように遊んでもらえないなあ」ということは気にされているようでした。その意味で、「実際に開館してみないと、どうなるかわからない」ということを繰り返しおっしゃっていたのが印象的でした。

こうした経験は誰にとってもはじめてのこと。その場その場、場に応じた対応が求められることでしょう。ただ、児童館の職員の皆さん、地域の見回りなどに出かければ、顔見知りの親子、子どもたちにも出会うこともあり、「二言目には、いつから再開するのですか?」と尋ねられることが多く、やっと「来月から」と答えられるようになってホッとしていること。そしてまた、児童館が再開することを待ち望んでいる市民の存在をひしひしと手応えとしても感じられることが励みになっている様子でした。

休館中も決して、館の中でじっとしていたわけではありません。それは、他館の職員さんに伺っても、利用者の方に連絡をしたり、あるいは相談の連絡が入ったりと、児童館ならではの機能を果たしていたようです。こうしたことは実際のヒアリングをしなければ見えてこないし、把握できないことでもありますね…。

 

……ふと、気が付いた…再開館への準備でお忙しいところで、「ぜひ、今のタイミングで話を聞いておきたい」という合理なお願いまで受け入れてくださりありがとうございます。

 

職員の皆さんは開館に向けた緊張感も高まりつつ、子どもたちを出迎えるために「みんなでがんばろう!」というような、とてもいい雰囲気の職場だなあという感じを受けました。言ってみれば「新しい生活様式」なるものを意識しつつ、そしてまた、児童館が果たす役割を再確認したり、再認識しながらの、「今、ココ」という感じかなと思った次第です。「元どおりの児童館ではないかもしれませんが、でも、元どおりの児童館なのです。」ということをつくっていくのが職員の皆さんではないのかなって思います。そこに、これまで蓄積されてきた児童館職員の皆さんの経験が必ず生かされる!…と期待します。

ちょうど、唐木田コミュニティセンターの役員やスタッフのみなさんも再開館に向けた打ち合わせをされていました。現場では念入りな意識合わせが行われているようです。たまたまこうした場面に遭遇できて、こちらも気持ちが引き締まります。ヒアリングを終えてから館内を見学していましたら、役員の方に久しぶりにお目にかかり、声をかけていただいてありがたかったです。コミュニティセンターも各運営協議会の皆さんを中心に、今後の事業展開を含め、検討が進んでいくことと思います。

何しろ「密」をつくらないで、やっていく。

換気をよくしなければならない。

 

…おしゃれでモダンな建物ほど、窓が気軽に開けられないという場合もありそう。

 

 

そして唐木田図書館の様子も見てきました。入口のところに、スタッフの皆さんが考えて作ったという手づくりのしおり、ブックカバーが置いてありました。それがなかなか素敵すぎるもので…。私もブックカバーをいただいてきました。

 

ブックカバーには「唐木田図書館が再び憩いの場になりますように」「皆様にまたお会いできたことを、心より嬉しく思います」「I LOVE LIBRARY」「NO LIBRARY NO LIFE」「皆様にお会いできた喜びをこめて」とそっと一言添えてありました。他の図書館でも実施していることなのかな?

 

明日明後日を経て、いよいよ6月。元どおりをめざすのではなく、各公共施設も新しい在り方を模索しつつ、私たちの日常がスタートしていくんだなあと思います。みなさま、どうぞよろしくお願いします。