全員一致で昨年度の決算は認定されました。

2週間ぶりに月曜日からスタートの朝遊説です。久しぶりの永山駅でした。そして、久しぶりにお目にかかることができたみなさまに声をかけていただいたりと感謝しています。元気にスタートして、今日は9月末日で決算特別委員会の最終日でもありました。

結論的としては、一般会計をはじめとし、特別会計、下水道事業会計についても全て全員一致の認定という結果でした。私の会派、フェアな市政もいろいろ議論はしたものの、「認定すべき」としました。全体として捉えるなら、「可もなく不可もなく」という一年だったのではないか?というまとめです。最終日に向けて、私は決算審査全体を通しての会派の意見討論の原稿を書かなければならないので…あと、もう一仕事せねば…という感じです。

今日の審査では、再度、全体を振り返って総括的質疑ができる時間があったので、会派を代表して「組織づくり」という視点でいくつか確認をしました。特に、昨年度は今まで以上に「組織のコンプライアンス」が問われた一年であったと考えているの(参考;「不適切な事務処理に関する再発防止策」)、決算審査が始まった初日の総括的質疑でも触れた事項ですが、もう一度、会派の立ち位置というのか、私たち会派が日ごろから感じていることについて述べました。

「風通しの良い組織にすべし」

ことあるたびに議会からも指摘がされること。そしてまた、「よりよい職場環境をつくっていく」という意気込みは多々語られてきていますが、そのためにどんなことに取組んでみるか?ということです。いろいろ事例を探していて、鎌倉市がコンプライアンス推進にかなり力を入れることを知り、顔見知りの市議にも問い合わせたところ「少しずつだけれど成果が上がっている気がしている。」とも聞いています。全職員に対するアンケート調査を実施し、なおかつその結果について‘コンプライアンス推進参与’という方が所感を述べられていることなど、外部からの視点を取り入れているところも特徴。

聞くところによれば、市長のリーダーシップがバリっと発揮されているようです。行政経営部に「コンプライアンス課」しているところもまた、市長のこだわりがありそうです。市長への直接のホットラインも開設したり、内部通報やハラスメントの相談窓口についても市役所ではないところにも設置し、弁護士が対応する仕組みにしているとか。多摩市の場合はストレスチェック(法定)を実施し、場合によっては産業医などが対応することもあるようですが、しかし、産業医は法律の専門家ではないので、やはり弁護士さんに相談できる(しかも、ハラスメント対応の市役所外相談窓口の弁護士は男性、女性がいる)のは心強そうですね。市長肝入りでの取組みになっているとの印象です。

ですので、多摩市でも「コンプライアンス推進」を重大課題とするならば、鎌倉市(もっと他にも優れた事例はあるかもしれないが)のような先例に学んでもよいのでは?と思います。

そして、私、「公衆便所」「公園トイレ」問題を取り上げたところの‘意図’についても、単に災害対応を考えるべきとか老朽化対応をしてほしいとか…という視点だけでなく、「自分自身が利用できる場所になっているか?」を考えることが原点ではないかなと思っていると伝えておきました。

議員あるいは職員も…「市民におススメできますか?わがまちの公衆便所、公園トイレ。」と自身に問いかけてみることが大切だと考えているからです。これ、別に公衆便所とか公園トイレに限らずのこと。私たちの仕事の出発点に置いておきたい考えの一つだと思います。私が力を込めて語ってきた学校トイレの洋式化問題などについても同様。「子どもたちに使ってもらいたいトイレになっているか?」から考えていきたいなと思うものです。おかげさまで、学校トイレについては洋式化をしていく方向に向かっているのでありがたい限り。「実際に、自分自身が使うともなれば?」という視点はとても大切。

「ちゃんと、掃除もしているし、点検もしています。」

かもしれませんが、「仕方なくしか使えない場所」であって、「できれば使いたくない場所」という公衆便所、公園トイレの実態を見るにつけ、「ここにも税金が使われている」という意識が働くとき、「これではいけない!」を感じずにはいられないのです。

というわけで、これについては公衆トイレなどのことに関わらず、すべてのことについても共通して当てはまる視点かなと思っています。「私自身がおススメできないものを市民サービスとして届けている」としたら、それは罪深いというか申し訳ないというか。その筆頭にあげられるのが私にとっては公衆トイレ、公園トイレ問題なのでした。

明日から10月1日ですね。トイレットペーパー買わなくっちゃ!とばかりに、欲張りしてしまいました…。

この週末は母校の運動会と文化祭にも行ってきた!