倒れるときは’前のめり’か?!

20161114

パルテノン多摩の大階段のイルミネーション。昼間は何だかなあ・・の風景も、夜になれば・・・そこそこ「キレイ!」って思います。

さて、今日は代表者会議では議会におけるBCP(業務継続計画)の策定に向けて、先進的に取り組んでいる大津市の計画を横目で見ながら、意見交換をし、その後は総務常任委員会が全議員に呼びかけていた勉強会に参加しました。

代表者会議では、この間ずっと入院されていた平野勝久議員が辞職願を出されたとの報告があり、閉会中なので議長により受理されたとのことです。長期間欠席が続いていましたので、体調も含め心配の声が上がっておりました。公務を継続していけるかどうかも懸念されていました。ご家族も含めた判断だと思っています。自民党・新生会の会派人数が4名となりまして・・・議会の会派構成も変わります。気になるのは自民党・新生会の会派から総務常任委員会へのメンバーがいなくなってしまうこと。議会全体として情報共有しつつ進めていくことも必要なので、そのあたりは総務の委員長の大野議員が配慮されるんだろうと思います。大野議員は「気遣い」「配慮」しすぎるくらいに目配りされるので心配はしていません。よろしく!大野さんという感じです。

今日は午後から開催された総務常任委員会はかなり緊張感あふれる内容だったと思います。特に「公共施設の見直し方針と行動プログラム」にまつわり、関連の重大報告事項がいくつか・・・。あくまでもこのプログラムと言うのは「行政計画」であって、議会が同意をしたり、お墨をつけているシロモノではありません。議会が関わるのは、この計画に基づいた予算が提案され、それに賛成か反対かの意思表示。よほどのことがない限り「総論賛成」で予算が可決されてしまうため、結局、行政がガチガチの理屈で固められた計画はそのまま進行していくことが多々あり。そもそも、計画も一気に進むわけではなく、予算上では小出し小出しで、計画達成のための取組みを積み重ねていくため、途中の修正が難しいということもあります。

とは言え、公共施設関連については、つまるところ・・・当初計画通りには進んでいないわけで、その理由をどう捉えるかですね。各地域から身近な公共施設に対し、存続を願う陳情書が提出され、もちろん議会で審査されれば「慎重に取り組むべし」となり、「当初計画通りに進まない」「当初の思惑に変更余儀なくされる」ことについて・・・・ここが「想定内」になっているかどうか?・・・・ということかもしれません。部長は「考えていることを表に出して、市民に議論してもらえたことは前向きに捉える」的な発言もあったけれど、市長はどう思っているんだろう?って。

市長は市民主権と言っているので、議論してもらうことそのものを煙たがるということもなく、「対話が大事」といっているので、おそらく市民どうしで議論してもらいたい、あるいはしっかりとひざ詰めで論議したい・・・・と思っているはずなんですが・・・・・しかし単に議論だけ存続させていくつもりなのか、それとも市民から寄せられた様々な意見をもとに、全体計画を見直すことを指示しているのだろうか?と思います。計画の各パーツの修正は、単に「公共施設の見直し方針と行動プログラム」のみならず、市政全体の政策をどうしていくか?にも直結していく話しなんですが、最終最後はフワフワっとして相変らず、わかるようでわからない「スマートウェルネス」という言葉にて丸められるというかごまかされて終わるというか。

「スマートウェルネスって何?!」

ここだって、ものすごいよくわからないまま言葉だけが独り歩きし、イメージだけは少しずつ伝播しているかもしれないけど、あくまでもあるのはイメージではなくて実態ではないというか・・・。

 

最近、「市長は前のめりになってる」と耳にすること多いです。もっとじっくり考えたほうがいいのに、パルテノン多摩の大規模改修をはじめとする様々問題に対し、焦っているのではないか?・・・と。

 

否定できず、しかし、議会も予算をつけているので、そこを後押ししているということも踏まえつつ・・・・しかし、「急がば回れ」・・・・という声が日に日に大きくなっております。なぜ、市民がそう訴えてくるのか、市長はその声にどう耳を貸そうとしているのだろうか?問われているような気がしています。「市長の前のめりを止めることができるのは議会!」・・・・・「なるほど」と思いながら、今、市政全体で取り組んでいることを全体的に捉えようと他の計画なども見始めました。特に多摩センター全体の再生と言うか、再生と言うと今は死んでしまっているようなので、「もっと多摩センターをわくわくする場所にする」という観点でどうしたらいいかを考え始めています。

市長には前のめりになりすぎると、倒れちゃうこと伝えたいなと思っています。市長が訴えていること、進めようとしていることにどれだけの共感が広がっているかを感覚的に市長が掴んでいくということかもしれません。そこは説明できないけれど・・・政治の「体感温度」みたいなことかもしれない。

 

倒れるときは、前のめりの方がいいけど、前のめりになりすぎで倒れた時・・・おでこ打つか、あるいは手をついたら骨折するか、あるいは・・・いずれにせよ・・・とりあえず私、頭の中でイメージしています。あくまでもイメージ。