休会で3月31日まで議会開催…

 

風の冷たい朝でした。コロナウイルスへの感染対策に疑問だらけの朝でもありました。テレワーク、在宅で仕事をすることを命じられたり、時差通勤の方も増えつつあるのかなと感じさせるような朝。なんとなくいつもよりも人がまばらに感じました。

そして、質問調整のヒアリングなどがあり、その後、教育委員会にもコロナウイルス対応をどうするのかヒアリング。その時には「ちょうど、今朝の段階で小中学校に発信した文書について議会とも共有する準備中」という回答でしたが、昨日の段階で都教委から発信された文書に則ってというのか、まあ、それをなぞらえた対応にしたようですね。教育長名ではなく、教育部長名での各学校への文書発信になっていました。他地域では教育長名で文書が発信されているところもあって、まあ、学校にとっては発信者がどちらであっても変わらない効力を持つものかもしれませんが、何となく教育長名の文書のほうが重みがあるように感じました。あくまでも所感にすぎませんが。

そうこうしているうちに、市長から議長に申し入れがあるらしい…という情報が入り、その後、会派代表者の集まりがあり、議会運営委員会の開催。そして、市議会が明日開会するのですが、市長施政方針と代表質問だけが終わった段階で「休会」になるということが決まったようです。大幅に議会のスケジュールの見直しとなり、一般質問は月末にと日程変更です。委員会なども日程変更がなされたようでした。

各会派でどうするのか議論する暇もなく、勝手なる日程変更に戸惑っています。そして月末の一般質問ですが3日間しか予定が取れないということもあり、「質問項目を減らす」など各議員に協力を求めるようなことが漏れ聞こえてきました。さらには市議会が年度末ギリギリ31日まで開催されることにもなったようです。しかし、年度替わりになる月末31日までギリギリ議会を開会していて大丈夫なのだろうか?人事異動やら、仕事の引継ぎなどのことを考えても。人事異動のタイミングをずらすなんてことは不可能。何せ年度末で退職する方もおられるわけですしね。とはいえ、31日の市議会本会議は一般質問という予定、なおかつ日程変更した関係で朝から晩までぎっちりになることが見えている感じで…。

もちろん、そのくらい重大な事態になるとも言えるのかな。しかしながら、前代未聞ではないかと思います。正副議長の判断とそれを踏まえた議会運営委員会での議論の結果とは言え、やっぱり、このような日程の組み方で大丈夫なのかと心配になります。

個人的に思い出すのは東日本大震災が発生したときのこと。その当時、計画停電などの状況を勘案し、予算審議を途中で打ち切りにした経験があります。その時、周辺他市では途中で審議打ち切りをするようなこともなく、最後まで市議会の役割と責任を全うしていたというのか、議会日程を短縮するなど、一定の措置はあったのかもしれませんが、議会の審査を打ち切るようなことはなく、なるべく速やかに…と配慮はあったのかもしれませんが、多摩市議会のような判断と対応をした議会はほとんどなかったと記憶しています。震災への対応も開会されていた議会の中でその都度しっかりと情報共有されていたんですね。それだけに私たち多摩市議会の在り方に不信感を抱く市民がいたことも確かです。「市議会の見識を問う」とまで言われたこと、今でも覚えています。

その時、問題になったのは市長の専決処分でした。専決処分は市長に認められている権限ですが、濫用してはなりません。当時の議会で、「あまりにも専決処分しすぎ…(それほど急がなくていいものまでどさくさに紛れて専決処分していた)」との声が上がってたと思います。もちろん議会を開く暇がなかった…という理由があるのかもしれませんが、安易に専決処分をさせた議会の責任は大きいという反省をしたこと…朧気ながらの私の記憶です。

 

それにしても、今回の場合、他の市議会ではどうしているのか?…とも思いますが、すでに市議会が開会しているところもあり、粛々と淡々と、いつもどおりに、予定通りに進んでいるようですね。ちょっと諸事情あり、議長から直接連絡をいただいたのですが、「公共交通機関で通勤している職員さんたちもいたりして、市側もいろいろ大変らしくて、昨日からいろいろバタバタしていた。」という話を伺いました。確かに、いろいろバタバタしていたというのはその通りなのかもしれませんね。コロナウイルスへの対応に追われ、市長判断として、議会対応に時間が割けないということなのかもしれません。でも、他市でも同じような状況だと思うんですよね。多摩市だけが何か特別なのか???

 

そして、夕方になり、総理大臣が3月2日から全国の小中学校、高校にまで一斉休校にせよという要請。さらに混乱混乱という感じで、余計に不安が広がっている。これから一体全体どうなるのでしょうか?多摩市の場合には小中学校への対応になるわけですが、来週月曜日からいきなり休校なんてこと現実的にできるのかどうか。「要請」という言葉の意味を思わず調べてしまいました。卒業式も完全中止せざるを得なくなるの?!(ちなみに今日の段階では、卒業式はできる限り簡素化する方向が示されていました)

 

「はー」とか「ふー」とか…ため息から自分自身のやる気まで逃げていく感じ。ため息ついている場合じゃないと思っておりますが、とかく、今日はずっとヒアリングなどをしていて、夜は89歳のお祝い会にも顔を出したりして、帰宅。そしてテレビをつけたら…青陵中学校の千葉校長先生がいきなり画面に出てきて驚き!…新型コロナウイルス対応について取材を受けられていたようです。平静を装うというか、保ちながらも心の中では穏やかではないというのか、混乱しないためにどうすればいいかと最善策を考慮されているような雰囲気でした。こうした最善策づくりも学校任せなのかなあ…。市教委はこうした場面でどのように学校をサポートできるのでしょう。

いち早く方針を決定し、速やかに各学校に通知してほしい。もちろん、その前にしっかりと小中学校の現場からのヒアリングもあってしかるべきとも思いますけどね。現場が混乱しないような対応をお願いしたいものです。

しかし、国の動きに翻弄されている地方自治体の現場…という図が浮き上がってくる。

本日私を救ってくれたのは…諏訪商店街のカフェリバティでのひととき。チーズケーキは激うま!とてもおいしい手づくりです。そして絶品の焼き芋パフエもいただきました。焼き芋パフェのスィートポテトは砂糖不使用です。でも、信じられない甘味が口に広がり、絶品中の絶品。おすすめします。ちなみに、おしゃれな午後の昼下がり…カフェに行ったというわけではなく、これまた、市民の方との情報交換のひとときを過ごしたのですが、スイーツが私の心を手を差し伸べてくれた気がします。

明日から市議会は開会します。娘の学校は明日と明後日休校で来週明けのことからは未定…だったはずが、やっぱり来月2日からは休校になるのだろうか?とかく刻々と変化する新型コロナウイルス対策。戦々恐々という言葉がぴったりの様相。