今日もなかなか充実していたかもしれないという。


2月5日に瓜生小学校6年生が市民参加のことについて、市役所の職員から学ぶだけでなく…同時に市議会にも足を運んでくれることとなり、俄然…やる気がわいておりまして…。

学校側から「市議会を学びたい!」というリクエストがあるなんて、願ってもない機会ですので、いずれの議員もというよりか、今回の対応を任されている若者プロジェクトチームのメンバーも緊張感高く、そしてまた「よりよい学びを提供しよう!」とベストを尽くすべく…それほど準備期間がないまでも、議長、副議長と議会事務局とともに取組みを進めております。

そんなわけで、先週金曜日に担任の先生と打ち合わせをしてからの、本日の朝礼後の時間を活用した「市議会議員による出前ミニ講座」所要時間約15分、質問タイムを入れて30分くらい…に足を運んでまいりました。事前にほとんど打合せができていないわけですが、さすが!演技力抜群というか、対応能力があるというのか…若者プロジェクトチームメンバー3名による発表?はなかなか好評でした。

最初はどうなることかと思いましたが、担任の先生たちのさすがのリードで質問や感想を述べるために手が挙がり…個人的には「議長になるためにはどんな勉強をするのですか?」という、めちゃくちゃ答えにくい…質問は冷や汗ものでした。

想像以上に、子どもたちの雰囲気などにも感触を得て、手ごたえを感じた私たち…。2月5日に向けてさらなる準備を進めます。もちろん支えてくれているのは事務局!すでに、今日は…各クラスごとに招集通知まで手渡してきました。

瓜生小学校を後にして、市長副市長教育長…と3人が議長副議長のところに「学校体育館エアコン整備モデル事業の実施について」を専決処分したという報告を伺い、まあ、これについては「ああ、そうなんですね。」です。まあ、「効果検証をしっかり行ってほしい。」と伝えておきました。設置したはいいけれど、期待される効果がなかった場合にはその後の対応について、方向転換することも個人的意見として述べておきました。

そして、すぐに…山形県は舟形町議会のみなさんからの視察。伊地智議員と一緒に対応をしました。女性議員が多いことに注目をいただき、そしてまたタブレット端末の活用、議会報告会など多岐にわたる課題について意見交換ができ、私もまた一つ、学びを得られたなあと思います。やはり昔ながらの地域コミュニティを基盤にしているところと私たちの多摩市では置かれている状況も違います。ただ、共通していたことは、「若い人たちが議員になりたい!と手を上げてくれない!」という悩みですね。舟形町でも後継者にバトンタッチすることがますます難しくなっているとの話しでしたが、それは私たち多摩市でも同じ傾向なのでは?と感じております。

そういえば、4月の統一地方選挙に向けても、新しく挑戦される方の噂がちらほら聞こえてくるのですけれど、私よりも人生経験の長い方も多そうです。

視察対応してからすぐ…再び、というよりか、別件なのですが、瓜生小学校へ。多摩市健幸トマト使用のトマトピューレ仕立てのチリコンカン、また、多摩市産ブルーベリーで作ったジャムが給食のメニューに出されるということで、市長とともに農家の方からお声かけをいただきまして、一緒に給食時間を堪能してまいりました。

相澤農園さんは農福連携なども含めて、とても熱心に取り組んでおられるのですが、今回のトマトについても障がい者の方が一生懸命収穫してくれたとおっしゃっていましたね。また、農業委員会の会長である小暮さん、もともと多摩市の給食センターでお仕事をされていた経験のある伊藤さんもご一緒でした。

多摩市は市域面積約21キロ㎡のうち、農地面積はたったの2%ほど。都市農業が見直されてきたとは言え、それこそ担い手、後継者の問題は避けて通れない難題。農業で生計を立てていくのはまず難しいというのが現実です。そしてまた、学校給食で言えば、多摩市の場合、「地産地消」のメニューというのも半ばあきらめ状態だったわけですが、それでも農業委員会の小暮会長をはじめ、生産農家の皆さんの協力により、飛躍的に「多摩市産地場野菜使用」のメニューが増えているのは、本当にありがたいことですね。学校給食センター側の努力もあると思っていますが、やはり支えるのは農家の皆さんの志であり、心意気ですね。事前打ち合わせをしながら、地場野菜の活用をすすめてきたそうですが、来年度からは年間に「地場野菜使用」として学校給食で必要だと思われる量を予め想定しながら、作付けをすることも考えておられるとか。

来年度から多摩市の「農業振興計画」が改定されて「都市農業振興プラン」になるのですが、「持続」「継続」「存続」がとても大切なキーワードになっていくでしょうね。ここは議会としても頭を悩ませるところではないかと思ったのでした。

学校給食・・・久しぶりにいただいたのですが、おいしかったです。栄養士さんたちの努力を感じました。ありがとうございました。

そして、議会に戻って、事務作業をしてから、夕刻は多摩市体育協会の皆さんが開催して下さった「スポーツ議連設置依頼」説明会でした。体育協会としてさらに地域貢献にも力を入れて行きたい、それにあたっては市議会との連携を深めていきたいという趣旨でのお話をいただいた溶けとめています。「体育協会さんと市議会とでしっかりとタッグを組んで!」という想いを受止めながら、議会としては「スポーツ議連」という形がいいのか、それともスポーツ行政を担当している「子ども教育常任委員会」を軸にした取組みが良いのかなど考えるわけですが、個人的には委員会をベースにして体育協会のみなさんとの意見交換会などを進めていったほうがスムーズかなと思います。

そもそも多摩市議会には、いわゆる「議連」というような仕組みは存在していないので、「スポーツ議連」(スポーツ行政の推進をめざす議員連盟)ということで発足したとしても、単なる私的なグループになってしまうかなと。任意参加の私的グループに留まってしまうと、行政との関係性においてもなかなか厳しいものがありそう。もし、市議会として「議連」の位置づけを明確化し、その活動を保障していくともなれば「ルール作り」も必要になるでしょう。そのためのルール作りをするよりは、今の枠組みの中で、それこそ今日の意見交換の中でもキーワードになっていた’機動力’のある動きをとっていくほうが最短かなと感じています。このあたり、今後の市議会全体の運営、在り方ともかかわってくるかなと。

大事な視点としては「多摩市行政にとって多摩市体育協会とはいかなる存在であるのか」について、問うことかなとも思っておりますが。

と今日も、あちこちに足を運びまして、いろんなジャンルのことを学ばせていただいたので、それぞれの場で「ふむふむ」といろんなことを考えたり感じたりして…なかなか盛りだくさんで消化不良気味です。今週もようやくというよりか、もうあっという間に折り返し。