今日は委員会。今日もパルテノン多摩へ♪

20160915

「月より団子♪」・・・お月見できる空模様ではなかったので、堂々と「お月見団子」のひとときでした。今日は委員会がありました。陳情審査、そして、パルテノン多摩の大ホール、舞台裏などの見学も行って、あとは子ども青少年部、市教委からの各種取組みなどの報告があり、盛りだくさんでした。

陳情については、「北諏訪小エリアの学童クラブの増設を求める陳情」が全会一致で採択に。既に8月の段階で、平成30年から「北諏訪小学童第二」の開設計画が示されてはいるものの、今回の陳情採択でしっかり後押ししていきたいと考えます。子どもの数は減っていても、学童クラブへのニーズは増えるばかり。子どもが安全安心に遊べる環境への不安から、「預け先」は欠かせません。誰もが仕事を持ち、子育てもし、そして家事もしていかねばならない時代です。子ども人口推計には反比例するニーズ・・・・事業そのものが縮小に向かうのはいつのことやら?という事態です。まずは北諏訪小エリアのめどは立ちそうですが、それ以外の地域地区でも決して「足りている」とは言えない状況。ちなみに国はいつしか学童クラブの対象年齢について「小学校6年生まで」とも言っているわけですしね・・・・。社会全体、子どもの居場所になるような安心空間がどんどんと失われているとも言えます。今後も、学童クラブ問題については私たち議会としてもニーズを見極めながら対応していかねばならないと考えます。「子どもの育ち」を支えていく社会の仕組みの一つとし、ますます重要な役割を果たすものと考えています。家庭や家族機能の低下が言われて久しいわけですが、そこをフォローアップできる学童クラブの役割が大きいように感じています。「量の確保」×「質の確保」を双方図っていくために引き続き、応援していきたいですね。

・・・・という問題を考えつつ、さて、相変わらずの「パルテノン多摩」話題です。大ホールの舞台設備、ホール天井など見学が行われました。

◇舞台の上…たくさんの吊りものがあります。これらも既に寿命を迎えていて、更新が必要。まさかと思いますが、落ちてきたりしたら大変ですよね。(これは下から上を見上げた図)

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◇これは実際に吊り上げている場所にある設備(上まで登るのですが、この場所から下を見ると怖い。上から下を見ることはできず。)

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◇大ホールです。

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あとホールの上、天井がどんな構造になっているのかも見てきました。

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この写真だとよくわからないと思うのですが、要するに・・・「特定天井」と呼ばれているんですが、吊り下げ天井になっております。ホールごとに「特定天井」の構造も若干異なっているとのことでしたが、大震災の際に、天井が落下して死亡事故があったことは記憶に新しいです。ここは大規模改修時には「改修必須」です。

とにもかくにも今日のまとめとしては「劣化改修」というだけでも、かなり工事が大変になるということです。建設時とは周辺環境も違うので、クレーン車の投入も難しいとか・・・そのために一つ一つ工事するにも作業工程などなどもひと手間、ふた手間とかかることも理解できました。あとは、バリアフリーでエレベーターはつける必要がありますし、いろいろ改善すべき場所も多いのが事実。工事費用をいかに精査していくか・・・・はっきりいって専門家ではない私には工事内容、金額・・・・とも見極めとか判断が難しすぎます。「安かろう悪かろう」工事になるのかどうか・・・などどんなにか資料を示されたところで見破るのは難しい・・・・。

しかし、大規模改修をしていくと方向性を打ち出す限り、中途半端はできませんから。大掛かりな工事、要する費用も莫大・・・・ものすごく重たいです。議員はみんな、同じ気持ちで今回の取組みを受け止めています。委員会でも「こんだけ大きな予算を伴うんだから」というセリフが幾度か飛んでいました。「このまま、これだけの税金を使う決断・・・してもいいのか・・・」って自問自答しつつ、でも、「改修工事を機にもっと地域を元気にしなければならないし、市民の暮らしも豊かにしていかなければならないし、そのための道筋を作らないといけないから!」って必死に考えているんですよね。委員会で議論していても、そのこと感じます。

そして、今日もまた「自動演奏楽器」のことが話題に。これらもどうするのか方針決定をしなければなりません。骨董品ですが、文化財と言うわけではなく、扱いとしては「備品」なんだそう。大規模改修工事の基本設計案からは今のマジックサウンドルーム(自動演奏楽器保管場所)も別の活用が提案されています。よくよく考えたら、おかしな話。自動演奏楽器を持ち続けるか、持ち続けないか・・・って方針は「まだ確定はしていない」のに、なぜ、「別活用」になっているのでしょう?仮にも別活用の提案があったにせよ、では、他に調温調湿がバッチリできる保管場所の確保がどうなっているかと言えば、少なくとも現段階の設計案には見当たらないのです。私たちは「なくす方向で考えている」ことを薄々感じ取っているわけで、一定の理解も示すには示しているわけですが、しかし、「方針はまだ確定はしていない」という曖昧さ。。これでは、基本設計案を取りまとめている事業者さんも困りますよね。今のところは「保管する意思がなさそうなそぶり」なのに、最後のところで「やっぱり保管場所確保した図を書いてもらいたい」なんてどんでん返しが来たら大変なこと!

結局のところ、この曖昧模糊としているというか、すっきりしない感が、大規模改修にGOサインを出すことを躊躇させる最大の要因。歯切れが悪いというか、はっきりしなくて、どっちつかず状態に置かれていて・・・・・。これって、市の対応に対する不信感にもつながっていくのですが・・・・。

そして、私の気分は晴れることなく、ものすごくモヤッとした気持ちのまま明日から決算特別委員会が始まります。このモヤッと感は行政に対するマイナス評価を膨らます効果があるので、ホント嫌な気持ちです。団子を食べたことが良かったのと、あとは今日は諏訪小学校のハーモニーカフェに行って、頑張ってる地域の方々にお会いできたので、少しは笑顔をもらえたけれど。今日も大人と子どもで合わせて約50人は来ていたのではないかなあ。もう6回目を重ねています。定着してきた感があり。おいしかったなあ。

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天気は少々悪くても・・・心はいつも晴れますように♪