予算審議の途中経過。まとめ。

予算審議も週明けの月曜日で最終。それに先立ち、図書館本館再整備について実施設計が予定通りに完了できなくなった…という件。この質疑、やりとりについては「なるほどねえ」と感心させられるような質疑応答がありました。いろんな場面で感じることは、フェアに物事進めていくことって難しいなあという話し。これ以上、今、感じていることを書くことは控えようと思っておりますが、一つひとつていねいに仕事を進めていく、あるいは物事の手順を正しく積み重ねていく…ことの重要性を無視しているのではないかと感じさせてしまうような状態はよろしくないということ。

そしてまた焦ったり、急いだりする。

なるべくそうした状況は仕事のうえでも避けておくほうが良いのではないか。心を落ち着かせて取り組める環境と状況をつくりたいということ。公共施設の保全などを担当している部門は人手不足ともいわれている最中。そして大規模改修事業なども含めて、その業務量が増える一方…なので、ちょっと落ち着いて、間違いのないように仕事を進めてほしい…と思っておりますし、急がないと何に影響があるのかと言えば、別に何にも影響はしないはず。

当初は、図書館本館のある旧西落合中学校のところに桜美林学園が創立100周年を記念した国際バカロレアの小中一貫校を開校したいということで、多摩市も「周年記念」ということに配慮して、タイミングを逸しさせてはいけないとかなり必死だったのですが、その話もいつしか消えてしまい、「触れてはいけない話」のようになっているのが現状。正直、「明日にでも図書館の再整備を決定しなければならない。急がねばならない。」というのは何だったのかと思わざるを得ません。

「状況は変わったんです。」

「ああ、そうですか・・・」…これで、おしまいにできてしまう。「

 

いつのまにか、図書館行政も膨張する一途。「人も増やせないし、これ以上、図書館に関わる予算を増やすことは難しい。だから、窓口を民間に業務委託をしなければならないし、地域図書館も廃止の方向を検討せざるを得ないし。」と言っていた時代はどこへ行ってしまったのか。図書館本館の再整備というのは地域にある図書館の在り方を見直すということとセットで検討されてきたことのはずが、その議論はいつの間にか消えてしまったんですね。もちろん、市民の要望によって市の方向性を見直すことがあってもいいと思いますが、財政面からの検証、特に、将来を展望して「今を語る」といった姿勢はどうなってしまったのか。財政改革を進めていく必要性から、「覚悟を持って、改革に取り組む」とか「将来にツケを残さない」とか…「持続可能性」なんて観点が最近行政側からはあまり聞かれなくなりました。

「今はできるかもしれない。」…そして、今は「できます。」としか言えない。だけど、若手の職員の方とお話をすると、本音のところでは…。

3連休。あたたかく桜の開花もちらほら。乞田側もぼんやりとぼんやりとしていたピンク色がだんだんと色濃くなってきましたね。そういえば・・ということで、一般質問をやるのが30日に決まっているのでその準備もしなければならないし、その前に委員会の準備もしておかないとなあ。予定していたイベントなども相次いで中止しているので、自宅での作業を捗らせなければならない週末です。